受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

佼成学園中学校

2017年10月20日(金)

ICT教育と国際理解教育を推進。2018年度より中学が習熟度別2クラス制に

 1956年、宗教法人立正佼成会がその社会事業の一環として開校したのが、佼成学園中学・高等学校です。校訓「行学二道(体験と学問の両立に励む)」の下、これからの社会で生き抜くための人間力を鍛える教育を展開しています。

 説明会で、校長の榎並紳吉先生は、「本校は、教育理念である『平和な社会の繁栄に役立つ若者の育成』を実現するため、謙虚、感謝、素直、思いやりといった『人間らしさ』を育む人間教育を重視しています。コミュニケーション下手でシャイな男子を成長させるのに、男子校は最適な環境。失敗を恐れず挑戦するムードこそが、佼成学園の校風です」と述べました。

 続けて、人工知能(AI)が人の社会に大きな変革をもたらすといわれている将来について説明し、「これからの時代で求められるのは、みずから課題を発見し、考え、行動できる『人間力』です。本校では、一歩先の未来を見据えて歩むことのできる力を身につけさせたいと考えています」と話しました。

 次に、広報部長の南井秀太先生が、具体的な取り組みの一つとして挙げたのが、ICT教育の推進です。同校では、電子黒板を利用した授業を数多く行っており、タブレットも全員に持たせています。一人ひとりの意見や解答などを瞬時にシェアリングすることができるので、「どんな考え方が良いのか、みんなで考える」という授業スタイルが定着し、判断力や思考力の育成に効果を上げています。また、自分の考えを必ず発表しなければならないため、主体的に授業に取り組む姿勢も養われているそうです。

 タブレットには、予習・復習など自宅学習記録やテストの成績データを蓄積できるオンライン学習アプリも導入し、自学自習の習慣形成に活用しています。さらに、ふだんの学校生活や行事などでのスケジュール管理のほか、生徒と教員のコミュニケーションツールとしても利用しているとのことです。

 一方、国際理解教育にも力を入れています。海外研修制度を盛り込んだ希望制の「Global Leader Project(GLP)」を展開し、「モンゴル異文化体験」「フィリピン平和学習」「タイ・フィールド実践」といったプログラムによって、地球規模で物事を考えられる真のグローバルリーダーの育成をめざします。GLPに参加できるのは、中学のすべての入試から本人の希望と学力を考慮して選考し、特待生・特別奨学生合格レベル、または英語入試(英検®4級レベル)の高得点者が対象で、「入学後の学内選考でも若干名採用する」とのこと。2017年度は、30名の生徒がGLPに参加しました。

 最後に中学のクラス編成が変わることが伝えられました。2018年度より、難関国公立大学・早慶上智などへの現役合格をめざす「アドバンストクラス」と、国公立大学・難関私立大学などへの現役合格をめざす「マスタリークラス」の2段階習熟度別クラス制になります。入学試験にて特待生・特別奨学生合格者・GLP合格者はアドバンストクラスに進学することとなります。

※英検®は、公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真
日曜日や長期休暇中も開放されている自習室には、難関大学に合格した卒業生がチューターとして常駐しています

http://www.kosei.ac.jp/kosei_danshi/ 別ウィンドウが開きます。

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