受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

桐朋女子中学校

2017年10月20日(金)

生徒一人ひとりの個性を大事にして伸ばす「桐朋教育」を実践

 桐朋女子中学校・高等学校は「こころの健康 からだの健康」をモットーに、生徒一人ひとりの個性を大事にして伸ばす「桐朋教育」を実践しています。2016年にスタートした「デュアル・ランゲージ・プログラム(DLP)」では、日本では数校しか導入していない言語技術教育のほか、英会話教室やアメリカ・サウスカロライナ州クレムソン大学での夏季研修などを実施。日本語と英語を使いこなす語学力、表現力、読解力を養い、創造性豊かな人材を育成しています。

 説明会の冒頭で、校長の千葉裕子先生は、「本校では、知識や技能を一方的に教えることはありません。知識や技能を習得する際の支えとなる物事への関心や意欲、確かな教養や感受性といった『見えない力』も併せて養成します」と話しました。同校では、創立以来一貫して知性と感性を大事にする独自の人間教育を実践していますが、そうした教育の一環として、1967年から口頭試問型の入試を続け、また2017年から論理的思考力&発想力入試を導入するなど、さまざまな個性を持つ受験生を選抜しているのが特徴です。

 また、学校行事や部活動も大切な人間教育の場としてとらえ、生徒に積極的な参加を呼び掛けています。行事のなかでは、中1から高3まで、ハンデなしで行われる学年対抗の体育祭が特に盛り上がるそうで、「そうした行事にも生徒は主体的に取り組み、団結力や協働力を高めて、人間性に磨きをかけている」とのこと。ほかにも、体験から知識を得る校外学習や、理科では実験の授業を数多く行うなど、本物に触れる機会をたくさん設けて、生徒たちの生きる力を育んでいます。千葉先生は、「人生100年の時代です。本校の教育は、大学入試も就職試験もゴールと捉えていません。その先の長い未来を見据えて、社会に柔軟に対応し、生き生きと活躍する人材を育てていきます」と結びました。

 続いて、副校長の今野淳一先生が、学校の様子や学習指導などについて説明しました。今野先生は初めに新入生、卒業生、保護者に対して行ったアンケートの結果を紹介。それによると、入学の決め手となったのは、「学校の雰囲気」(26%)が最も多く、その次に「卒業生や在校生から勧められたから」(24%)が続きます。こうした結果から、在校生や卒業生の学校に対する満足度が高いことが伝わってきました。

 一方、学習指導については、中1の英語・数学では2クラスを3分割した少人数授業を実施し、中2からは習熟度別授業も取り入れています。そして、高2・3では、科目選択制を取り入れ、自分の希望進路を意識した時間割を組めるようになっており、生徒たちは得意な面をさらに伸ばしています。今野先生は「自分の将来を思い描き、そのためには何を学び、何をすべきかを考えることで、生徒の自立心が養われます」と話しました。

 最後に、高度な語学力が求められる早稲田大学政治経済学部のグローバル入試を受験し、合格した高3が登壇。所属しているダンス部の活動など、ふだんの学校の様子を紹介したうえで、「桐朋女子には、さまざまな個性を持った生徒が集まっています。そうした多様な環境の下で大きな刺激を受け、自分の個性を磨くことができました」と語りました。

イメージ写真
校舎には、蔵書約9万冊の図書館、七つの理科実験室、四つの音楽室などを完備。約1万㎡のグラウンドや温水プールといった体育施設も充実しています

http://www.toho.ac.jp/chuko/ 別ウィンドウが開きます。

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