受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

開智未来中学校

2017年10月25日(水)

哲学に基づく豊かな学びを実践し、日本を動かす国際人を育成

 埼玉県有数の進学校として知られるさいたま市若槻区の開智中学校・高等学校の姉妹校として、加須市に2011年に開校した開智未来中学校・高等学校。開智学園の理念「創造・発信・貢献」を校訓に、「知性と人間性をともに育てる」という教育哲学を掲げた独自の先進的な教育プログラムを展開しています。

 説明会の冒頭で広報部長の西木一男先生は、教育内容の紹介。同校の教育プログラムは、東大で哲学を専攻していた校長の関根均先生が、学びの構えやスキルとして独自に開発した「サプリ」が基本になっています。また、2017年度から1人に1台ずつ与えられるタブレットを活用した授業を行うようになりました。これについて西木先生は、思考の視聴化、情報の検索と共有が可能になるといった学習面でのICT導入のメリットを挙げながらも、暗記・暗唱、ノートの整理といった従来の学びの重要性を強調。関根先生による「哲学」の授業でも、「聞く力やメモする技術を徹底的に身につけさせている」とのことです。

 さらに、「探究」(体験を通じて知識を得る学習)を豊富に用意しているのも特徴です。里山フィールドワーク、福島県のブリティッシュヒルズでの英語合宿、探究フィールドワーク、ハイレベルな東大ゼミなど、本物に触れる機会をたくさん設けて、生徒たちの興味・関心の幅を広げています。

 クラス編成については、東大をはじめとした最難関大学をめざす「T未来」「未来」と「開智」の3種類で、中学入試の段階でそれぞれ選抜します。いずれのクラスの生徒も6年間で大きく伸び、希望する進路をかなえています。西木先生は「2018年度入試では、探究型入試や算数・国語・英語入試も導入します。午前中に若槻の開智中を受験した後、午後には本校をそのまま開智中で受けることもできるので、ぜひご検討ください」と結びました。

 続いて、関根校長先生が登壇し、「国際的な視野を持って、日本を動かす人材を育成すること。それが本校の目標です」と話しました。そのために、国際的な諸問題を扱った授業を数多く行い、生徒同士がディスカッションするグループワークによって理解を深め、一人ひとりの視野も広げているそうです。

 一方で、基礎学力の養成にも力を入れており、上位層を伸ばすプルアップ講座や、不得意科目を克服するためのビルドアップ講座のほか、中学課程を総ざらいする試験「未来バカロレア」を行うなど、きめ細かい指導を徹底しています。

 加えて、関根先生は「本気で自分の力を伸ばしたいと思うのであれば、『自立・行動・聞く力』の三つを意識した生活を送ってほしい」と生徒に伝えているそうです。「家庭や学校において、身の回りのことを自分でできるように『自立』することは、学習にも良い影響を与え、みずから進んで知識を吸収しようという姿勢につながります。『行動』とは、何事にもすばやく積極的に取り組んで、経験を積むこと。そのためには体力も必要となります。そして『聞く力』は、生徒同士の学び合いの場で重視されるもので、他者を理解しようとする姿勢を持つことが、自分自身の思考力や表現力の向上につながります」と話した関根先生。最後に「ご家庭でもお子さんに、この三つを意識するよう伝えてみてください。それが中学受験を乗り越える一つの方法です」と語りました。

イメージ写真
JR宇都宮線・東武日光線の栗橋駅、東武伊勢崎線の加須駅など、7駅から学校までのスクールバスが運行されています

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