受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

自修館中等教育学校

2017年10月27日(金)

「探究」「EQ教育」で「生きる力」を育み、人間性豊かなグローバル人材を育成

 神奈川県の北西部に広がる丹沢山地を望む、自然に恵まれた環境にある自修館中等教育学校。「自主・自律の精神に富み、自学・自修・実践できる『生きる力』を育成し、21世紀が求める人間性豊かでグローバルな人材を創出する」という目標の下、日々の教育活動を行っています。2018年度に創立20周年を迎えるに当たって、現在、図書室をリニューアル中で、ICT機器の導入と併せて、自習室や生徒同士が協働的・能動的・対話的に学習活動に取り組める「ラーニングコモンズ」を設置するなど、さらなる教育環境の充実を図っています。

 説明会で、校長の安井正浩先生は、同校の大きな特色である「探究」と「EQ(こころの知能指数)教育」について説明しました。このうち「探究」の授業では、みずから設定したテーマについて、ゼミ形式による討論や実地調査、レポート提出などを繰り返しながら4年生(高1)まで探究し、最後は2万字以上に及ぶ探究修論として完成させます。また、全員が必ずプレゼンテーション発表を行うため、主体的に考え、まとめ、人に伝える力が培われます。安井先生は「これからのグローバル社会で活躍できるのは、自分の考えを持ち、表現力と協働力に優れた人材です。本校ではこの『探究』を通じて、そうした力を育んでいきます」と話しました。

 一方の「EQ教育」は、こころについて「心内知性」「状況判断知性」「対人関係知性」という三つのはたらきを科学的に理解し、コミュニケーション力や、感情をコントロールする力を育むためのプログラムです。毎年、学年の初めにEQ検査を実施し、自分自身を知るために一人ひとりのこころの特徴をグラフ化します。こうしたEQ教育は学習指導や進路指導の面でも活用され、生徒の不安を取り除くことで、学習意欲や将来に対する目的意識の向上に結びつけています。

 クラスは少人数で編成されているとの説明もありました。1学年約120名を30名ずつ、4クラスに分けているとのことです。前期課程では複数担任制を敷き、日々の生活を記録する「Step by Step」や、学習状況を記録する「Study Plan」を提出させています。また、個人面談をこまめに行ったうえで、生徒のレベルに合わせた選択講座を開講するなど、生活・学習面ともにきめ細かいサポートを徹底しているのが特徴です。

 2018年度の一般入試は、A1(2月1日午前)、A2(1日午後)、B1(2日午前)、B2(2日午後)、C(3日午前)の計5回行われます。C日程を除いて、A1~B2の4日程においては、成績優秀者は特待生合格となります。特待生合格にはA特待生合格とB特待生合格の2種類があり、このうち入学手続金および6年間の授業料・学校維持費・施設費が免除されるA特待生について、その基準を超える受験者がいない場合は、「一般入試における偏差値平均値の最上位者を対象とする」と伝えられました。

イメージ写真
6年間使用する木製の机と椅子を入学前に生徒自身で組み立てるなど、ユニークな取り組みを行っていることでも知られています

http://www.jishukan.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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