受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

安田学園中学校

2017年10月31日(火)

創造的学力・人間力を身につけ、グローバル社会に貢献する人材を育成

 実業家・安田善次郎といえば、銀行や生命保険会社、不動産会社などを起こした安田財閥の創始者です。教育支援にも熱心で、「実業界で有用な人物を育成することは、社会発展の基礎である」という信念を実践するために設立されたのが、1923年創立の安田学園です。2014年に中高ともに共学化し、新たな飛躍をめざして教育改革に取り組んでいます。

 説明会の冒頭、教頭の稲村隆雄先生が具体的な教育内容を説明しました。クラス編成については、中学からの入学者は「先進」と「総合」の2コース制で、このうち「総合」の中3~高2の時期には、英語教育に特化した「特英」コースも設けています。また、中学は1クラス30名以内の少人数編成できめ細かい指導を徹底。さらに、先取り学習を行い、中3の1学期に中学課程を学び終えて、2学期から高校課程の内容を学んでいきます。そして高2で高校の範囲を学び終えて、高3では演習を中心とした授業に取り組んでいきます。

 英語教育については、中学では週2コマ以上、ネイティブ教員による英会話の授業を行っています。加えて、冬期語学研修や放課後英会話教室といったプログラムも展開。そのうえで、高校ではニュージーランドでホームステイを経験する研修などを実施して、語学力と国際感覚に磨きをかけています。

 基礎学力の養成については、始業前に英語・数学の習熟度チェックテストを行い、必要がある生徒には放課後補習を課しています。そのうえで、中3までの生徒には、自学自習の姿勢や勉強の進め方を身につけるための「学習法体得授業」も行っています。生徒の学習状況を担任や教科担当が共有し、個別指導に役立てているのもポイントです。併せて、問題解決力、論理的思考力、表現力の養成にも注力し、先進コースでは「探究」、総合コースでは「ライフスキル」という授業も展開しています。

 2018年度入試についての説明もありました。先進コースの生徒を募集する先進特待入試では公立中高一貫校型の適性検査や国・算・英の3科入試なども選択可能で、4回ある先進特待入試では、すべて総合コースへのスライド合格を認めています。また、総合コースの生徒を募集する2回の一般入試でも、先進コースへのスライド合格者を出す場合があるとのこと。そして、複数回受験の場合は、各教科の最も良い点数の合計で判定する制度を設けるなど、受験しやすくなっています。

 最後に、校長の蓮沼清先生が登壇し、「本校の教育目標は、みずから考え学び、創造的学力・人間力を身につけ、グローバル社会に貢献する人材を育成することです」と話しました。そのうえで、「共学化して4年目を迎えましたが、未来を見据えて、本校はこれからも改革を推し進めていきます。そのなかで最も重視しているのが、子どもたちにとって、どのような教育が必要なのか、また保護者の皆さんがどのような教育活動を求めているのかを、敏感に察知することです。それを忘れずに、さらなる教育環境の充実に力を入れていきます」と結びました。

イメージ写真
同校では一貫校にありがちな中だるみの解消を目的に、中3でそれまでの学習到達度を図る「集大成テスト」を実施しています

http://www.yasuda.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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