受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

和洋九段女子中学校

2017年11月14日(火)

英語教育に特化した「グローバルクラス」がスタート

 教育方針に「和やかにして洋(ひろ)らけき」を掲げる和洋九段女子中学校は、2017年に創立120周年を迎えました。同年より「グローバルクラス」(KUDAN GLOBAL CLASS)と「レギュラークラス」(KUDAN REGULAR CLASS)の2コース制となり、全教科でPBL型(Problem Based Learning)のアクティブ・ラーニング授業をスタートさせ、国際社会で求められる論理的思考力やコミュニケーション力を養成しています。

 説明会に登壇した校長の中込真先生は、「創立時から受け継ぐ教育方針を現代的に読み解き、新たな指針として学校改革を進めています。まず『和やかにして』とは、周囲と協働して問題解決を導く、高いコミュニケーション力を育成すること。次に、『洋(ひろ)らけき』とは、多様性を受け入れる柔軟性に富んだ見識を培うこと。こうした指針の下、本校では従来の教育と21世紀型教育の利点を融合させながら、みずから考え、行動する自立した女性を育てる教育を推し進めています」と語り、多岐にわたる同校の新たな教育内容について説明しました。

 新たに設置された「グローバルクラス」は、海外帰国生などの英語力の高い生徒と、これから英語を学ぶ生徒が共に学び合うクラスで、高校卒業時に英検®準1級以上の取得を目標としています。週8コマの英語の授業のうち、5コマをネイティブ教員が担当するほか、ホームルーム活動なども英語で行うなど、日常的に実践的な語学力を高めていきます。

 一方、「レギュラークラス」は、論理的思考力や表現力、プレゼンテーション力を培うPBL型授業を数多く行うクラスです。教員が投げ掛ける問い「トリガー・クエスチョン」を出発点に授業を進め、生徒の興味関心を喚起しながら「疑問→仮説→検証→結論」の流れで探究活動に取り組み、答えが一つではない問いに対応する力を養成します。

 また、2017年度から、各教科や学校行事における到達目標を客観的に評価する「ルーブリック」という基準も導入されました。ルーブリックの作成には大変な労力を要したそうですが、「到達目標を教員と生徒の間で共有できるようになり、研修行事や授業に臨む姿勢が明確化されて大きな教育的メリットを感じています」と中込先生は強調します。

 語学研修も多彩に用意され、中1で福島県のブリティッシュヒルズ研修、中3は修学旅行でシンガポールを訪れるほか、オーストラリアでのホームステイやターム留学、ニューヨーク記者体験などのプログラムも設定されています。中込先生は「多様な国際経験を積み、異質なものを受容するグローバルマインドを培いながら、公平な視野で他者とかかわるコミュニケーション力に優れた生徒を育てていきます」と結びました。

 一方、基礎学力の定着も重視して、タブレットを利用した学習到達度の管理も行っています。理系教育にも重点を置き、高校ではサイエンスコースを設けているのも特徴です。学習フォロー態勢も万全で、長期休暇中の講習は100講座以上が開講され、校内のスタディステーション(自習室)は20時まで利用することができます。また、カフェテリアでは昼食用に定食メニューが提供され、栄養バランスの整った献立も生徒の成長を支えています。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真
ICT機器の整ったフューチャールーム。幅6mの大型スクリーンのほか、卒業生寄贈の3Dプリンターも設置されています

http://www.wayokudan.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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