受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

カリタス女子中学校

2017年11月17日(金)

グローバルな視点と奉仕の心を育む「カリタス」の学び

 カナダのケベック・カリタス修道女会によって1961年に開校したカリタス女子中学校。「カリタス」とはラテン語で、「慈しみ・愛」という意味があります。他者のために行動できる人間の育成をめざし、「祈る心」「学ぶ心」「交わる心」「奉仕する心」の四つの心を重視した教育を実践しています。

 説明会で、校長の齋藤哲郎先生は、同校の一日が「朝の祈り」から始まることを紹介しました。これは当番の生徒が日々の生活のなかで感じたこと、考えたことを校内放送に乗せて自分のことばで祈るもので、卒業するまでの6年間で500回以上聞く機会があります。「生徒たちは日々、放送から流れることばに耳を傾け、心を合わせて共に祈ります。他者のさまざまな考えに触れるこの『祈り』が、本校の人間教育の柱です」と語りました。

 奉仕活動も盛んで、全員参加の「クリスマス奉仕体験」のほか、それぞれが自分で外に出かけ、奉仕活動に参加する「夏休み奉仕体験」(中2・高1)などの機会があります。また、宗教・奉仕活動を行う有志の活動として長い歴史を持つ「アンジェラスの会」もあります。この活動には、中1は「総合的な学習の時間」のなかで全員が参加。そして、中2以上は有志が集まって、毎週木曜日の放課後に活動し、文化祭でのチャリティーバザー、福祉施設への訪問、街頭募金などを行っています。

 一方、教育面の大きな特色は「教科センター方式」を取り入れていることです。各自のロッカーや下駄箱がある『ホームベース』から、毎時間、各教科の教室に移動して授業を受けます。齋藤先生は「移動の際に、他クラスの同級生、先輩、後輩とのコミュニケーションが生まれ、人間関係の構築にも役立っています。また、授業の始まりと終わりのチャイムがないノーチャイム制も導入したことで、能動的に行動し、自主的な学習姿勢も培われました」と話しました。

 続いて、入試広報委員長の引地一男先生から教育内容の説明がありました。学習面の特徴として挙げたのが「グローバル教育」です。創立以来行っている英語とフランス語の二つの外国語教育に加え、入学時から一定の英語力を持つ生徒のための「英語既習者クラス」を設置するなど、真の国際人を育てる教育環境を整えています。

 これに加えて、思考力や表現力の養成にも注力。国語科の学芸コンクール、社会科の年間研究レポート、理科の実習レポートのほか、プレゼンテーションに挑戦する機会も数多く用意しています。また、理科においては、興味・関心の幅を広げるため、実験の授業を数多く展開。さらに、多摩川や多摩丘陵などに出かけてフィールドワークを行う「Tamalogy(タマロジー)」というプログラムも実施しています。

 2018年度の一般入試については、2月1日午前、1日午後、2日午後、3日午前の計4回行われます。試験科目は、1日午前と3日午前が4科で、1日午後は2科で選抜。2日午後については、新3科型(読解・論述+算数+英語または理科)によって合否が判定されます。

イメージ写真
2006年に建てられた校舎は、同校の母体となるカナダの修道院の雰囲気を参考にして設計されました

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