受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

富士見丘中学校

2017年11月20日(月)

先進の英語教育やアクティブ・ラーニングを軸に、国際性豊かな女性を育てる

 「国際性豊かな若き淑女の育成」をめざす富士見丘中学校・高等学校は、2015年度から文部科学省より、スーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定されています。国際理解教育やアクティブ・ラーニングを軸にして学校改革を推進し、2018年度から制服デザインも新たなものに生まれ変わりました。

 説明会で、校長の吉田晋先生は、「SGHの指定を受けて3年目を迎えましたが、文科省による中間評価についても、本校は高い基準でクリアすることができています」と話し、同校が実践する新たな教育内容を説明しました。

 まず、英語教育については、4技能を総合的に引き上げるカリキュラムを導入しています。たとえば、辞書を使わずに速読・多読に取り組む「エクステンシブ・リーディング」では、幅広いレベルの本を図書館にそろえ、読めば読むほどポイントがたまるシステムを利用して、英語の原書に親しむ習慣を養っています。さらに、「エッセイ・ライティング」では毎週、さまざまなテーマでの英作文に取り組み、ネイティブ教員と英語科教諭がていねいな添削指導を行って、一人ひとりの書く力を鍛えています。

 このほか、スカイプを使ったマンツーマン英会話「オンライン・スピーキング」も週1回実施するなど、高いコミュニケーション力を身につける機会も用意しています。「英語はあくまでも、みずからを表現するツールです。英語を使ってプレゼンテーションや討論を行い、21世紀のグローバル社会で必要となる力を養成します」と強調する吉田先生。こうした指導の結果、昨年度は中3の60%が英検®準2級を、35%が2級を取得しました。また、高校では海外大学への進学も視野に入れて、IELTSやTOEFLといった検定試験の受検を奨励し、その対策のサポートも行っているとのことです。

 帰国生の割合が高く、国際性豊かな環境も大きな特徴です。加えて、充実した国際交流プログラムもそろっています。修学旅行として中3ではオーストラリアに、高2ではアメリカ西海岸に行きます。また、留学制度としては、希望制のイギリス短期留学(中2~高2)と、選抜制のイギリス・アメリカ・オーストラリア・カナダへの3か月または6か月の留学(高1・2)とがあります。

 一方、SGHのプログラムのテーマには、「サステイナビリティ(持続可能性)」を掲げ、早稲田大学や慶應義塾大学と連携した教科横断型のアクティブ・ラーニングを展開しています。ほかにも、東日本大震災被災地でのインタビューや、武蔵野美術大学と合同での美術展開催などを通じて、思考力、表現力、問題解決力に磨きをかけている生徒たち。2017年3月に開かれた全国SGH課題研究発表会(SGH甲子園)では、課題研究部門やプレゼンテーション部門の英語発表において、同校の生徒が優秀賞を獲得しました。吉田先生は「これは女子校という環境で、異性の目を気にせず伸び伸びと自己表現に取り組み、学校生活を通じて積極性と行動力を培ってきた成果だと考えています」と結びました。

※英検®は、公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真
「サステイナビリティ」を実践する校舎には、雨水を地下でろ過して再利用する設備やソーラーパネル、外壁にはリサイクルタイルがあしらわれています

http://www.fujimigaoka.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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