受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

千代田区立九段中等教育学校

2017年11月17日(金)

国際社会に貢献する次世代のリーダーを育成

 区立で初めての中高一貫校として2006年に開校した千代田区立九段中等教育学校。教育目標に「豊かな心 知の創造」を掲げ、国際社会に貢献する「次世代のリーダー育成」をめざしています。

 説明会で、校長の石崎規生先生は中高一貫校の特長について、「中高6年間を通して、仲間を思いやる気持ちが育まれ、一生の付き合いができる友人を作ることができます。学習面については、高校課程までを5年間で学び終え、残りの1年は自分の目標をかなえるための準備に充てることができます」と説明しました。

 続けて、「『どこの大学に入るか』ではなく、『将来、社会でどのような役割を果たしていくのか』と考えながら、自分の将来を見つめてほしいと、生徒たちに伝えています」と話した石崎先生。「本校の6年間で主体的に学ぶ力と、多様性を受け入れて周囲と協力しながら問題を解決できる力を身につけ、次世代のリーダーとして成長することを願っています」と結びました。

 教育内容については、総務部主任の小髙聡先生が説明しました。まず、理科教育では、本物から学ぶことを重視し、六つの実験室を活用した実験の授業を数多く行っています。英語については、20人以下の少人数制で授業が行われ、グループワークや発表活動を多く取り入れて、4技能をバランス良く伸ばしています。また、始業前には外国人留学生による「イングリッシュシャワー」を行うなど、日常的に生きた英語に触れる機会を設けています。

 一方、キャリア教育は、「九段自立プラン」として6年間をかけて行います。そのなかで、日本伝統文化学習や全員参加のオーストラリア研修旅行(3年)、アジア海外修学旅行(5年)を実施し、自国の文化に対する理解を深めたうえで、国際感覚に磨きをかけているのが特徴です。また、UCLA海外大学派遣研修では、UCLAの研究者や学生との交流を通して、国際感覚と人間性を大きく向上させ、グローバルマインドを備えた人材を育成します。さらに、千代田区内の企業と連携した体験学習のほか、各界の第一線で活躍する社会人を招いた「キャリア講演会」も行い、将来を強く意識させています。

 基礎学力の養成や大学進学指導についても、きめ細かい指導を徹底。放課後には苦手教科を克服するための補習を実施しているほか、最大で20時まで利用できる自習室も、意欲的な生徒を支えています。

 2018年度の適性検査の日程は、従来どおりの2月3日です。募集区分としては、入学時から卒業時まで千代田区内に居住する者を対象とした「区分A」と、それ以外の東京都内居住者が応募できる「区分B」を設定し、定員はそれぞれ80名です。出題方針は「文章を理解して表現する力や、数量や図形の意味を的確にとらえ、多面的に物を見て考える思考力を評価します。また、日常生活に関連する課題を発見し、広い視野から分析して解決する力や、自己の興味・関心や適性を理解し、将来の生活や生き方を考える力など、本校での6年間の学びに求められる力を評価します」と伝えられました。

イメージ写真
九段校舎(1〜4年)と富士見校舎(5・6年)に分かれた構内。室内温水プールや天文台、LL教室、多目的ホールなど充実の設備が整っています

http://www.kudan.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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