受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

武南中学校

2017年11月21日(火)

他者を認め、協力して問題を解決できるグローバルリーダーを育成

 「グローバルリーダーとして必要な、確固たる人間性と知性の育成」を教育目標に掲げる武南中学校。「変革する心」「豊かな教養を愛する心」「人間力を高める心」「世界を知る心」の四つを柱に据えた先進的な教育を実践するため、埼玉県蕨市で50年以上の歴史を刻む武南高校に続く中学校として2013年に開校しました。

 説明会が行われたのは、校舎1階のホール。隣接する職員室とは、間を仕切る壁もなく、開放的な空間となっています。あいさつに立った校長の小松正明先生は「生徒と教員の距離を近づけ、目の行き届いた指導を行えるように、このような設計にしました。職員室前の机は、休み時間や放課後の質問に活用されていて、各フロアには勉強やグループ学習のための『ラーニングコモンズ』も設けています」と校舎の特長を説明しました。

 学習面については、6年一貫の独自のカリキュラムで先取り教育を行っている点を強調。「週6日制・週1~2回の7時限授業(土曜日は4時限)に加えて、夏休みなどの長期休暇期間を見直すことで、公立校より70日分以上多い授業時間数を確保しています。その余裕が、深く学ばせる取り組みを可能にしています」と述べました。

 続いて、具体的な教育内容の説明は教頭の本多英夫先生が担当しました。同校が考えるグローバルリーダーとは、周囲と協力でき、他者を認め、その違いを楽しむことができる人間です。そのために、本物に触れる機会を数多く設けて、問題解決力、思考力、表現力を養っています。たとえば、歌舞伎、能、オペラといった芸術鑑賞のほか、博物館の学芸員が指導する理科フィールドワークや、古都・鎌倉を探索する社会科フィールドワークなどを展開。事前学習、レポート作成、プレゼンテーションにも取り組ませています。また、ICT教育も推進し、タブレットや電子黒板を活用した授業も豊富に取り入れているほか、生徒参加型のアクティブ・ラーニングを実践している点も特徴です。

 英語教育にも力を入れ、中学の授業は週7コマ(中3からは8コマ)用意しています。また、放課後の補習でもサポートするほか、スピーチコンテストなども実施。苦手意識を持たせないようなきめ細かい指導を徹底したうえで、実践的な英語力に磨きをかけています。

 国際理解教育も充実し、中2ではベトナムを訪れるアジア研修を実施。生徒全員がハノイとホーチミンでの国際協力機構(JICA)によるODA研修や、物づくり体験、現地の中学校との交流などを行います。このほか、高1では、アメリカ・ボストンでの英語圏研修が行われ、ハーバード大学の学生との意見交流会、マサチューセッツ工科大学のキャンパス訪問などを体験します。

 2018年度入試は、1月10日午前、10日午後、12日午前、15日午前、2月5日午前の計5回行われます。「各回とも試験科目は2科4科選択で、合格者の得点率の目安は6割弱です」と伝えられて説明会は終了。その後、校内を回った参加者たちは、理科室、屋上庭園、図書室といった施設のほか、電子黒板を使った授業も見学しました。

イメージ写真
テーブルを自在に移動できるラーニングコモンズ。生徒同士の学び合いを促し、グループワークやプレゼンテーションなどに活用されています

http://www.bunan.ed.jp/j-highschool/index.html 別ウィンドウが開きます。

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