受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

東京都立白鷗高等学校附属中学校

2017年11月13日(月)

国際社会に生きる 強いリーダーを育成

 教育方針に「開拓精神」を掲げる都立白鷗高等学校附属中学校は、都立として初めての中高一貫校として、2005年に開校しました。「探求型学習」「ダイバーシティ教育の充実」「日本の伝統・文化理解教育の充実」の三つを軸に国際性豊かな教育を実践し、世界で活躍するリーダーを育成しています。

 そんな同校は、前身の東京府高等女学校から数えて、2018年度で創立130周年を迎えます。サピックス小学部・東京校で行われた説明会で校長の善本久子先生は、学校の歩んだ歴史を説明したうえで、「伝統を重んじながらも変化を恐れず、チャレンジを続けるパイオニアでありたい」と語りました。

 続けて、都立高校の将来の姿を計画する「都立高校改革推進計画・新実施計画」に触れた善本先生は、「本計画に基づいて、本校は都立中高一貫教育校のなかで唯一、2018年度から、英語教育と国際理解教育に重点を置いた特色ある教育のさらなる充実を図り、国際色豊かな学習環境を整備していくことになりました」と説明。そして、「本校がめざす生徒像とは、しっかりとした自己のアイデンティティーを有し、ダイバーシティ(多様性)を尊重できる人物です。そんな国際的な『競争』と『協働』の両方ができるリーダーを育んでいきます」と強調しました。

スタンフォード大学での 研修プログラムがスタート

 次に、具体的な教育内容の紹介です。中学の段階では日本人としてのアイデンティティーを確立するため、大学や企業と連携してさまざまな体験学習を実施します。学校周辺の地域「上野・浅草」を調べる地域研究や、日本の伝統文化を体験する学びに取り組むほか、ディベートやディスカッションを通じて発信力を高め、国際社会で必要とされるプレゼンテーション力も育てていきます。

 力を入れている英語教育については、中学では英文エッセイ、高校ではオンライン英会話や英語論文などに取り組んで、実践的な語学力に磨きをかけます。語学力の向上に意欲的な生徒は英検®に対する意識も高く、特に昨年度の中3は、90%が準2級以上を、33%が2級以上を取得したそうです。一方、国際理解教育については、2018年度より、アメリカ・スタンフォード大学で最先端の学びに触れる研修(中3)がスタートし、生徒の興味・関心の幅を広げていきます。

 基礎学力の養成については、「白鷗には、『辞書は友だち、予習は命』ということばが脈々と受け継がれている」とのことで、毎日の勉強にしっかり取り組むように指導して、自学自習の習慣を早期に形成しています。また、補習や長期休暇中の講習、卒業生のチューターによる学習サポートを行っているほか、最難関国立大学を受験する生徒を応援する「チーム難関大」の取り組みも始めるなど、生徒が希望する進路を実現するための態勢を整えているのも特徴です。

 最後に、2018年度の適性検査の変更点も伝えられました。それによると、日本語または英語の作文と、日本語および英語での面接で選抜する「海外帰国・在京外国人生徒枠」が新設されます。検査日は1月25日です。また、2月3日の「一般枠」についても、従来からある適性検査Ⅰ(独自作成問題)と適性検査Ⅱ(共同作成問題)に加え、算数的な力を見る適性検査Ⅲ(独自作成問題)が新たに導入されるとのことです。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真
文部科学省で採択されたサイエンス・パートナーシップ・プログラムに基づき、フィールドワークなどを取り入れた理数教育にも注力。部活動も盛んで、百人一首部、和太鼓部、吹奏楽部は全国レベルの実績を誇ります

http://www.hakuo-fuzoku-c.metro.tokyo.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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