受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

青山学院中等部

2018年5月17日(木)

「競争よりも協力」を尊ぶ学校生活。主体的に学ぶ姿勢を養う「教科センター方式」

 明治時代に米国のメソジスト派の宣教師たちによって開かれた青山学院は、幼稚園から大学まで同じキャンパス内にあり、プロテスタントの教えに基づく全人教育を行っています。中等部は2017年に創立70周年を迎え、新校舎も完成しました。

 説明会で中等部部長の敷島洋一先生は、「中等部がめざすのは、生徒一人ひとりに与えられた賜物(たまもの)を育て、『競争ではなく協力』を大切にする教育です」とあいさつ。続けて、「変化の多い時代を生き抜くには、価値観の違う人々と協力・協働する力が重要です。生徒たちには、学校行事や部活動にも熱心に取り組んでコミュニケーション力を高め、国際社会に求められる資質を培ってほしいと願います」と結びました。

 次に教頭の浦田浩先生より、具体的な教育内容の説明がありました。キーワードは「キリスト教信仰に基づく教育」「一貫教育」「男女共学」の三つ。日々の学校生活にはキリスト教の教えが息づき、礼拝は毎日15分間行われ、宗教にかかわる行事も多く催されます。授業では将来のリーダーとしての教養を身につけるため、主要教科に「聖書」をプラスした10教科すべてを大切にしています。加えて、中3では選択授業が行われます。生徒はソーシャルイノベーション、俳句、eラーニングを活用した中国語といった約25もの講座から自由に一つの授業を選んで、教養を深めています。今年度からは英語で数学を学ぶ講座も開設されました。さらに、一貫校としての強みを生かした教育も実践。たとえば、高等部では大学教員による「学問入門講座」(年10回・計40講座)を実施して、学問への興味・関心を高めています。

 また、2017年2月に竣工した地上6階・地下1階建ての新校舎についても説明がありました。その最大の特徴は、「教科センター方式」を採用していることです。浦田先生は「時間割によって各教科の専用教室に移動するため、主体的な学びの姿勢が養われています」と強調。また、学習成果の発表・展示や、自主学習ができる「メディア・スペース」も備えており、「クラスや学年を超えた生徒同士の学び合いの場に、また、生徒と教員をつなぐ新たな交流の場ともなっている」とのことです。加えて、電子黒板やタブレットを活用した思考力・表現力・協働力を養成する授業も数多く行っているそうです。

 さらにこの日は、中等部生に関するさまざまなデータも紹介されました。中等部の新入生256名のうち、初等部からの内部進学生は約半数です。中等部卒業後に外部の高校を受験する生徒は、例年約20名程度で、海外の高校に進学する生徒も数名いるそうです。そして、高等部の卒業生の約8割が青山学院大学に進学。他大学の受験を希望する場合は、高3の11月までに内部推薦辞退の申請を行うことになります。こうした内容のほか、中等部出身者がどんな企業に就職しているのかをまとめた統計も紹介され、参加者たちは熱心に聞き入っていました。

 最後に中学入試については、「2019年度入試は従来どおり、2月2日の実施です。合格の目安となる得点率は6割5分から7割程度。入試問題を解く際は、スピードと正確さが必要となります。なお、2020年度入試では、2月2日が日曜日で礼拝に当たるため、日程を2月3日に変更の予定です。今後の情報にご注意ください」と伝えられました。

イメージ写真
新たな学習環境の工事が進む構内。2018年11月には図書館と礼拝堂が完成し、2019年にはテニスコートも完成する予定です

http://www.jh.aoyama.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ