受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

芝浦工業大学柏中学校

2018年5月15日(火)

「創造性の開発と個性の発揮」を建学の精神に掲げ、広く社会に貢献する人材を育む

 1927年、東京帝国大学を卒業した有元史郎工学博士が創立した東京高等工商学校を前身とする芝浦工業大学。その併設校として、1999年に芝浦工業大学柏中学校が開校しました。建学の精神に「創造性の開発と個性の発揮」を掲げ、広く社会に貢献する人材を育成しています。

 説明会であいさつに立った校長の野村春路先生は、人工知能(AI)の発達による社会の変革に触れたうえで、「本校では、AIをはじめとした技術革新によって大きく変貌する社会においても、自分の力で歩んでいける人材の育成をめざしています」と語りました。

 そうした自主性を育む取り組みの一つとして野村先生が紹介したのは、2017年に導入した「SK 学習ルーブリック(学習評価基準表)」です。これは、「主体的な学び」「深い学び」「協働する学び」といった項目について、自己点検するチェックシートです。生徒はそこから浮かび上がった問題点を客観的に確認し、自分に足りない知識やスキルを、みずから補うように学習していきます。

 また、始業や終業を告げるチャイムがないことについては、「一人ひとりの主体性や自己管理力を高めることにつながる」と説明。加えて、「生徒たちは連絡ボードやホームルームでの伝達事項などをみずから確認し、手帳と時計を使ってスケジュール管理を行っている」と話しました。

 最後に、今年度からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に再指定されたことにも触れた野村先生は、「今後も理科教育や国際理解教育の整備に注力し、新しい学びの方法やスタイルを積極的に取り入れていきます」と語りました。

 続いて、教頭の佐藤文博先生がクラス編成や教育内容について説明しました。中学は、入試の上位合格者を集めた「グローバル・サイエンス(GS)クラス」と一般クラスに分かれます。このうちGSクラスについては、「英語力加味入試」を突破した生徒や、入学後に英語力のついた生徒を対象として、取り出し授業を行っています。

 そして、高校からは最難関国公立大をめざすGSクラスと、国公立大・難関私大をめざす「ジェネラルラーニング(GL)クラス」に分かれます。GSクラスについては、高2からグローバルコース(文系)とサイエンスコース(理系)に分かれます。一方、GLクラスは、高2から文系コースと理系コースに分かれたのち、高3から国公立文系・私立文系、国公立理系・私立理系、工学、薬学、看護、農学といったコースに細分化されます。

 体験学習や海外研修も充実しています。たとえば、理科教育に関しては、福島県高杖で行われるグリーンスクール(森林体験学習)や、芝浦工業大学での遺伝子組み換え実験の体験などを行い、生徒たちの自然科学への興味・関心を引き出しています。また、中3が全員参加するニュージーランド語学研修では、現地で約2週間のホームステイを体験し、実践的な語学力に磨きをかけます。

 卒業後の進路についても説明がありました。芝浦工業大学には例年、卒業生の約10%が内部進学しているとのことです。また、今春の卒業生のなかに、京大や東北大にAO入試の合格者が出たことや、千葉大医学部医学科、ロンドン大学(UCL)に合格者が出たことも伝えられました。

イメージ写真
「SK 学習ルーブリック」を教員も活用し、自分の授業を見直して、同校独自のアクティブ・ラーニングを展開しています 

http://www.ka.shibaura-it.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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