受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

広尾学園中学校

2018年5月19日(土)

「自律と共生」を教育理念に、国際社会で活躍する人材を育む

 1918年に設立された順心女学校を前身とする広尾学園中学校・高等学校。2007年の校名変更・共学化以降、カリキュラム改革を推し進め、その結果は国公立大や難関私立大、医学部医学科への高い進学実績として実を結んでいます。

 説明会の冒頭で理事長の池田富一先生は、まずは教育理念の「自律と共生」を説明。「『自律』は主体性を持って課題と向き合い、行動に移せる問題解決能力を、『共生』はこれからの時代において活躍するうえで重要となるコミュニケーション力を指します」と語った池田先生は、続けて「本校には帰国生が多数在籍し、彼らの滞在した国や地域を合わせると、46にも上ります。当然、多様な価値観の持ち主が集まるので、お互いを尊重しながら『自律と共生』の力を身につけることが求められます」と話しました。

 また、新入生に「自律と共生」について深く考えてもらう機会として、入学直後に長野県の学園施設で行っているのが2泊3日のスコレー合宿です。この合宿では、生徒一人ひとりが将来の夢を語ることから始まり、グループの目標やクラスの目標も決めていきます。「クラスメートとディスカッションすることで表現力が養われ、連帯感も育まれる重要なプログラム」とのことです。

 次にコース編成の説明がありました。同校には国公立大学・難関私立大学への進学を目標とした「本科コース」、医学部や難関大学理工系学部をめざす生徒のための「医進・サイエンスコース」、国際人を育成する「インターナショナルコース」の3コースがあります。このうちインターナショナルコースは、基本的な授業を英語で行う「アドバンスト」と、基礎から英語力を伸ばす「スタンダード」という二つのグループに分かれています。

 ただし、すべてのコースのカリキュラムに共通するのは、「問題解決能力とコミュニケーション力の育成」「グローバルな視野と高度な英語力の習得」「最先端ICTスキルの習得」です。たとえば、中1では、歌やダンスを通じてアメリカの文化に触れるとともに、英語によるコミュニケーションスキルを高めるワークショップに参加します。また、中1から高2を対象に英語のスピーキングテストを年5回行って、実践的な語学力に磨きをかけています。

 さらに、すべてのコースで週に1コマ以上、大学クラスの研究室と同様の最新の実験機器や機材が並ぶ「サイエンスラボ」での実験の授業を行って、科学へのリテラシーも高めています。また、「インターナショナルコース」の生徒を中心に、海外大学の見学ツアーを実施。大学進学希望者を対象に行われるアメリカの共通試験であるSATにも挑戦させているそうです。このほか、「医進・サイエンスコース」の高校生を対象に、病院での病理診断講座を開いて、医療に対する興味・関心を引き出していることも伝えられました。

 この日の説明会は、午前と午後の2回にわたって開催され、同時に行われた小学5・6年生対象の理科と英語の体験授業にも、たくさんの参加者が集まりました。

イメージ写真
サイエンスラボで行われた理科の体験授業。参加した小学生たちは、数々の実験に知的好奇心が満たされたようです

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