受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

白百合学園中学校

2018年5月21日(月)

人々の幸せのために奉仕できる芯の通った女性を育成

 17世紀のフランスに誕生したシャルトル聖パウロ修道女会を母体とする白百合学園中学校は、キリスト教の精神に根ざした価値観の下で豊かな感性と知性をバランス良く身につけ、社会に貢献できる女性の育成をめざしています。国際感覚を養うことにも力を入れており、英語だけでなくフランス語も必修で、国際教育プログラムも豊富です。

 銀座ブロッサムで行われた説明会では、初めに学校生活の様子を紹介する動画が上映されました。在校生と、今春、放送局に就職した卒業生が協力して制作したもので、生徒の声だけで紡いでいく構成内容からも、生徒の自主性を育てる教育方針であることが伝わってきました。

 同校の教育はキリスト教の愛の教えを基盤としており、愛と奉仕の精神を形に表す場として、伝統的にボランティア活動が盛んに行われています。「こうした活動を通して、思いやりの気持ちが育ち、相手の立場になって進んで行動できるようになります」と話す入試広報部長の田畑文明先生。全校生徒によるクリスマス奉仕活動のほか、東日本大震災の被災者を支えるプログラム、介護福祉施設での車椅子の清掃などに取り組む姿が紹介されました。

 一方、語学教育については、中学では英語、フランス語ともに1クラス20名程度の少人数制授業を実施しており、日本人とネイティブの教員が連携して授業を担当します。瀧澤裕子先生によると、英語・フランス語の両方を2年間学んだ中3生からは「それぞれの言語だけでなく、文化も学べた」「英語とフランス語を同時に学ぶことで、共通点や違いがわかって興味深かった」など、知的好奇心を刺激されたという声が数多く聞かれるとのこと。高校でフランス語を第一外国語として選択する生徒も毎年1割程度いるそうです。

 学習システムについては、英語・数学・国語の3科目で習熟度別授業を採用し、生徒それぞれの学力レベルに合った指導を行います。小テストや補習、日々の課題などさまざまな機会を通して学習内容の定着を図り、理解が不十分なまま進むことがないようきめ細かくサポートしています。また、中学3年間で100回以上の実験・観察の授業を実施する理科教育にも力を注いでいます。各教科ともに大切にしているのは「自分で考え、問題を発見し、解決する力や表現する力を育てる」とのことです。

 続いて、中学入試に関する説明です。2018年度については、例年、得点率6割程度のボーダーラインが5割強まで下がったことが伝えられました。特に平均点が下がった算数については、「前半に、解くのに時間がかかる問題があったので、そこでつまずき、後半の問題までたどりつけなかった受験生が多かったのでは」との分析がありました。なお、入学した生徒たちの学力レベルは例年と変わらない印象とのことです。

 最後に田畑先生は、「思いやりがあって優しい生徒たちは、一人ひとり本当にすばらしい宝物のような存在」と語りました。そして、礼儀正しさを象徴するいくつかの具体例を示しながらも、「規則が厳しい学校というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、活発な生徒が多く、校内は明るい雰囲気です。学校見学会など、ぜひ、一度本校にお越しいただいて、生徒の姿を確かめていただければと思います」と結びました。

イメージ写真
系列の白百合女子大学へは指定校推薦制度がありますが、大多数の生徒は他大学を志望しており、国公立大学や医学部医学科にも多くの合格者を出しています

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