受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

開智中学校

2018年5月23日(水)

探究型・発信型プログラムで、みずから学ぶ姿勢と表現力・思考力を養う

 「心豊かな創造型・発信型の国際的リーダーの育成」を教育目標に掲げる開智中学校は、みずから学び・発信する力を鍛える「新しい創造型の学び」をめざし、開校以来さまざまなプログラムを実践しています。

 あいさつに立った校長の溜剛先生は、「昨今、注目されるようになったアクティブ・ラーニングですが、本校では創設当初から(22年前)取り組んできました。今後も『探究・発信型学習を実践すること』『生徒の自主性を育てること』を柱に据えて、教育活動を行っていきます」と話しました。

 続いて、開智学園の名誉学園長で、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智先生(北里大学特別栄誉教授)が重視する「実学の精神(実際の社会で役に立ってこそ学問である)」を紹介。大村先生にインタビューする様子も動画で上映しながら、「学んだこと・考えたことを発信できて、はじめて智恵になります。本校では6年間かけて、この力をしっかりと伸ばしていきます」と語りました。

 次に、学んだこと・考えたことの発信力を高める取り組みとして、「探究テーマ・フィールドワーク」の説明がありました。これは磯や森といった自然分野(中1・2)や、広島・関西及び首都圏での人文・社会科学分野(中3・高1)のフィールドワークを経て、自分が興味を引かれるテーマを見つけます。そのうえで、調査・検証・考察・発表を重ねながら、最終的にはイギリス・ロンドンで現地の社会人や大学院生に向けてプレゼンテーション(高2)をするという、5年がかりのプログラムです。溜先生は「『疑問を抱く』という出発点から、仮説を立てて検証し、その研究成果を他者に発表するというこの学習を通じて、考え抜く力と表現力が大いに養われます」と強調しました。

 日ごろの授業や学校行事においても、考察やプレゼンテーションの機会が多いのも同校の特徴です。特に「先端クラス」では、グループワークによる「学び合い」や「協働学習」をさまざまな教科で展開。また、立教大学の河野哲也教授の指導による「哲学対話」の授業では、互いの対話を通し思考を深めることで、日常生活の中でのさまざまな問題に粘り強く取り組む姿勢を培っています。最後に溜先生は「きめ細かい学習フォローで知識を定着させる『一貫クラス』においても、先進的な考えや知識を自分で吸収する『先端クラス』のエッセンスを取り入れています。進学指導のレベルで分けているわけではないので、お子さまの性格に合わせてお選びください」と結びました。

 中学入試の募集については、6月下旬の発表を予定しているとのこと。また、「4教科340点満点のうち、算数が120点と高配点なので、基礎問題を落とさないようにしましょう」といった注意点が伝えられました。このほか、全5回実施する入試のうち、先端Bについては「複数回受験者が繰り上げ合格の対象となるので、最後まであきらめずに、ぜひ受験してください」といったアドバイスも送られました。

イメージ写真
正門正面に建つ5階建ての一貫部校舎。四つのグラウンドにテニスコート、室内プールなどスポーツ施設も充実しています

http://www.kaichigakuen.ed.jp/tyuukouikkannbu/ 別ウィンドウが開きます。

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