受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

世田谷学園中学校

2018年5月26日(土)

禅を柱とする教育で生きる力を養い、一人ひとりの能力を伸ばす

 世田谷学園は、1592年に開かれた曹洞宗吉祥寺の学寮を起源として、禅の精神に立った人間教育を実践しています。教育理念の「Think & Share」について、校長の山本慈訓先生は「お釈迦様の言われた『天上天下唯我独尊』を英訳したもので、『この世界で、私には私だけが持っているかけがえのない価値がある。それと同じように、私だけではなく、すべての人々にその人だけが持っているかけがえのない価値がある』という意味があります」とあいさつ。続けて「本校では、仏教における人間観に基づいて、『明日をみつめて、今をひたすらに』『違いを認め合って、思いやりの心を』という二つのモットーを掲げて、『智慧と慈悲と勇気の人』の育成に努めています」と強調しました。

 また、同校には自分を見つめ、みずからの可能性や価値を見いだすための「生き方」の授業が行われるほか、坐禅に取り組む機会があります。山本先生は、近年多くの著名人や起業家が坐禅を行っていることにも触れながら、「頭がすっきりして迷いがなくなる」「頭の回転が速くなり、論理的思考がうまくいく」といった在校生や卒業生の感想を紹介。「坐禅だけでなく、授業においても論理的思考を活性化して知性につなげ、慈悲や勇気を伴う智慧を持つ生徒を育てています」と語りました。

 続いて、教頭の北原透先生が中学入試について説明しました。2019年度の変更点として、2月1日午後に算数特選入試(募集定員30名《うち特待生選抜20名》、60分・100点を予定)を新設します。この結果、2019年度入試は1日午前、1日午後、2日午前、4日午前の計4回となります。出題傾向については変わらず、「当たり前のことが当たり前にできることが、とても大切です。基礎をしっかりと身につけていれば合格できるでしょう」といったアドバイスが送られました。

 広報部部長の中村俊明先生からは、教育内容や学校行事についての説明がありました。カリキュラムについては、中1・2を前期、中3・高1を中期、高2・3を後期と位置づけ、効率的な先取り学習を行っています。また、中2から特進クラスが1クラス設けられ、進級時には入れ替えを行っています。

 学校行事については、中1の黒姫サマースクールで、マウンテンバイクやカヤックに挑戦します。また、中2では福井県の永平寺で坐禅を組むほか、毎年12月には有志による7日間の早朝坐禅「臘八摂心(ろうはつせっしん)」も行うなど、さまざまな機会を通じて、生徒に禅の心を伝えています。国際理解教育も充実しており、中2の希望者対象のニュージーランド研修旅行、高1全員が参加するカナダ英語研修に加え、カナダの姉妹校との交換留学(希望者)も行って、国際感覚を磨いています。このほか、獅子児祭(文化祭)や体育祭の様子も動画で紹介され、生き生きと活動する生徒の姿が印象的でした。

イメージ写真
全国大会で何度も優勝している空手道部、インターハイ出場経験を持つバスケットボール部、全国大会で金賞受賞の吹奏楽部などのクラブがあり、加入率は80%以上です

http://www.setagayagakuen.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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