受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

学習院女子中等科

2018年5月30日(水)

恵まれた環境を活用し、高い品性と知性を養う

 1885年に華族女学校として設立された学習院女子中・高等科。卒業生のうち併設の学習院大学や学習院女子大学に進学するのはおよそ6割で、残りは国公立大学や早慶上智などの難関私立大学に進学しています。

 銀座ブロッサムで開催されたこの日の説明会では、まず、サピックス教育情報センター所長の神田正樹先生が、同校の入試問題の傾向について解説しました。「算数は途中式も重視される。図形問題は自分で作図することに慣れておく必要がある」「国語は読書に慣れ親しみ、幅広い分野の文章に触れることが大切」「理科は、論理的に説明する記述力が求められる」「社会は、全分野からバランス良く出題され、総合的な力が試される。自分のことばで説明する力を養ってほしい」と、参加者にアドバイスを送りました。

 続いて、中等科教頭の加茂亜紀子先生が登壇し、教育方針である「その時代に生きる女性にふさわしい品性と知性を身につける」について、「『その時代に生きる』とは、現代社会を柔軟に生きることを指しますが、『未来にも通用する』といった意味も込められています」と説明しました。そのうえで、「品格のある女性を育てるために、生徒一人ひとりをダイヤモンドの原石ととらえています。個々が自己研鑽し、仲間同士で切磋琢磨して互いに高め合いながら、力を伸ばしていくのが本校の教育です」と語りました。

 次に、学校生活の様子を収めたDVDが上映されました。部活動や文化祭・運動会といった行事に一生懸命取り組み、伸び伸びと過ごす生徒の表情からは、充実した学校生活の様子が伝わってきました。これを踏まえて、学校生活や教育環境の説明を担当したのは、同じく教頭の長沼容子先生です。環境面の特徴として、「豊かな緑と充実した学習施設の数々」「成長の場となる行事」「先輩たちによる支え」の三つを挙げた長沼先生は、「都心にありながら、緑豊かで広大な敷地内には、蔵書が12万冊以上ある図書館、グラウンド、温水プールとアリーナを備えた総合体育館、テニスコートなどが並びます。恵まれた環境の下で、生徒は好きなことに打ち込むことができます。また、クラブのコーチや行事の指導役は卒業生が担当する場合が多く、在校生とOGたちが絆を深めています」と語りました。

 そして、再び加茂先生が登壇し、具体的な教育内容を紹介しました。学習面では、英・数・国のほか、技術家庭や道徳などで、1クラスを2分割しての少人数制授業を実施するとともに、本物に触れて表現力を身につける学びを重視。「意識しているのは“進度”ではなく“深度”」と語るように、掘り下げる授業を徹底し、学ぶことの楽しさを伝えています。

 力を入れている語学教育については、英語の授業でグループワーク、ディベート、スピーチに取り組む機会を数多く設けて、4技能をバランス良く伸ばしているとのことです。また、高校の選択科目には、英語のほかにドイツ語やフランス語も用意し、幅広く教養を身につけさせています。このほか、国際理解教育も充実しており、イギリス屈指の名門のボーディングスクールであるイートン校での約3週間の夏期講習プログラムには毎年、中3・高2・高3の希望者約40名が参加しています。加えて、オーストラリア・メルボルン郊外にある姉妹校のメソディスト・レディーズ・カレッジ(MLC)においても、2週間の研修や6週間の交換留学ができます。

 2019年度の一般入試は、例年どおり、2月1日と3日の2回です。帰国生入試については、1月19日に行われることが伝えられて、説明会は終了となりました。

イメージ写真
地上5階建ての本館。ホームルームのほか、理科の実験室や実技教科の実習室、分割授業対応の特別教室などがあります。昨年、温水プールとアリーナを備えた総合体育館が完成しました

http://www.gakushuin.ac.jp/girl/ 別ウィンドウが開きます。

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