受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

雙葉中学校

2018年5月31日(木)

カトリックの精神に基づく全人教育で、知・徳・体をバランス良く養う

 フランスの修道会「幼きイエス会」により、1909年に設立された雙葉高等女学校を前身とする雙葉中学校・高等学校。「徳においては純真に、義務においては堅実に」という校訓の下、カトリックの精神に基づく全人教育を実践しています。

 銀座ブロッサムで行われた説明会は、サピックス教育情報センター所長の神田正樹先生による2018年度の入試問題の解説と分析から始まりました。「算数では条件を整理して、粘り強くていねいに解いていくことが大切」「随筆や小説などが出題される国語は、深い読解力を要する記述問題がポイント」「理科や社会は、各分野からバランス良く出題される。時代を反映した出題が目立つので、ニュースや新聞に取り上げられた事柄について、その理由や原因を自分の考えと合わせて、まとめる力が必要」と説明しました。

 続いて、校長の和田紀代子先生が登壇し、同校の沿革について説明しました。学校の設立母体である「幼きイエス会」は、17世紀のフランスで、貧しい子どもたちへの教育活動を行ったニコラ・バレ神父が、それを手伝う修道女のためにつくった修道会です。和田先生は「『神から与えられた使命に気づき、社会のために、人のために生きる人間に成長してほしい』というニコラ・バレ神父の精神を今に受け継ぎ、日々の教育活動を行っています」と話しました。

 次に、和田先生は、知育・徳育・体育をバランス良く施す教育方針を紹介。同校では、一人ひとりが自学自習して、しっかりとした基礎学力を身につけていけるような指導を徹底しています。また、週1時間の「宗教」の授業やキリスト教行事、平和学習、ボランティア活動などを通じて、「かけがえのない自分を大切にすることを伝えているほか、世界へと視野を広げてもらい、社会に役立つ人になるために必要なことを考えさせている」そうです。このほか、球技大会、運動会、軽井沢や蓼科で行う夏期学校(中1・中2)といった行事や、部活動にも一生懸命に取り組む生徒たちの様子を語った和田先生は、「仲間と協働する体験の場も大切にして、豊かな人間性を育んでいます」と結びました。

 学校生活全般については、教頭の伊藤直子先生が担当しました。1学年約180名のうち、併設されている小学校からの内部進学生は約80名で、1クラス約45名の4クラス編成です。毎年クラス替えを行いますが、担任団は原則として3年間持ち上がりとなっています。また、教員は中高を兼務しているので、6年間を通した効率の良いカリキュラムを設定し、無理のない先取り教育を行うことができます。語学教育にも力を入れていて、中3では全員がフランス語を学びます。高校ではフランス語を第1外国語として学ぶことも可能です。そして、高2からは進路に合わせた選択科目が数多く用意されており、高2では約20、高3では約30の選択科目を設けて、生徒が希望する進路の実現を後押ししているそうです。

 最後に、2019年度入試について、出願期間の変更が伝えられました。同校ではこれまで、1月20日~25日の期間で願書を受け付けていましたが、2019年度は日程が早まり、1月16日~1月21日(日曜日に当たる1月20日は除く)となります。なお、募集要項の配布は、9月12日より開始するとのことです。

イメージ写真
JR四ツ谷駅から徒歩2分の立地にあるキャンパス。地上7階・地下1階の校舎には、科目別理科実験室や体育室などの施設も充実しています 

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