受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

東京女学館中学校

2018年5月24日(木)

国際社会で活躍できる女性リーダーを育成する教育を実践

 1888年に設立された東京女学館は、建学の精神を今に受け継ぎ、「高い品性を備え、人と社会に貢献する女性の育成」をめざしています。校舎は渋谷区広尾の各国大使館が立ち並ぶ閑静な場所に立地し、校内にはビオトープがあるほか、屋上緑化も実施。自然との共生を大事にした学習環境も魅力です。

 あいさつに立った校長の福原孝明先生は、「深い教養、高い知性、それに裏付けられた人間性を育てることが東京女学館の教育の柱です」と語ります。同校では、体育大会や修学旅行などの学校行事は生徒主導のスタディアジェンダ(実行委員会方式)で運営されています。また、国際社会で重要となる周囲と協働する力「インクルーシブ・リーダーシップ」を、学校生活を通して培われるべき重要な資質と位置づけています。福原先生は「一人ひとりをきめ細かく指導しながら、生徒が主体的に取り組む活動を行い、それが学習につながる教育を実践しています」と結びました。

 続いて、英語科の佐藤英児先生から英語教育について説明がありました。同校では創立以来、4技能を重視した英語教育を展開しており、20名前後の少人数授業でコミュニケーションの機会を増やしています。また、中3の英語の授業では、タブレットを使用したオンライン英会話の授業も取り入れる一方、ネイティブの教員と日常的に会話をすることで、聞く力と話す力を高めています。加えて、アメリカ文化研修、東南アジア文化研修、イギリス・アメリカへの派遣留学などグローバル教育が充実しています。「実際に英語を使って鍛えていくという教育方針に則って、英語を実践する機会を多く用意しています」と語りました。

 進路指導については、進路指導部の井上聡先生が担当。スケジュール帳を活用した生活習慣・学習習慣の確立、年に数回の面談や卒業生による学習サポートなど、きめ細かくていねいにフォローする体制が整えられています。さらに、年間200以上の学習講座やテストの理解度を深める「訂正ノート」などで知識を着実に定着させていきます。高1で取り組む課題研究や検定試験の対策など、新しい時代に要求される能力を養う教育も推進。一連の教育の成果として、2018年度は東大、一橋大などの国公立大学に14名、早慶上智といった難関私立大学に90名以上が合格しました。

 国際学級主任のC.ブルネリ先生は、国際学級の教育について紹介しました。今年で15年目を迎える国際学級は、画期的な語学教育、国際理解教育、リーダーシップ教育を実践してきました。日本人教員とネイティブ教員の担任2人体制をはじめ、英語をツールとして使いこなす力を養う授業、インクルーシブ・リーダーシップを育むイベント、留学プログラムなど、「独自のカリキュラムが、一人ひとりの語学力向上と国際感覚の養成を支えている」と強調しました。ちなみに、国際学級の卒業生の50%が国公立大学、早慶上智をはじめとする難関私立大学に進学しているそうです。

 最後に、広報室長の鈴木龍馬先生が2019年度の入試の詳細について説明しました。出願はWeb上でのみの受け付けとなります。また、入試については、知識や処理能力だけでなく、考える力、読み取る力など、思考力を見る出題が増加傾向にあることが伝えられました。

イメージ写真
約6万1000冊の蔵書を誇る図書館、全天候型の室内温水プール(水泳部のみ使用。体育は水泳の授業なし)、フルコンサートピアノを備えた記念講堂など充実した設備が整っています

http://www.tjk.jp/mh/ 別ウィンドウが開きます。

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