受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

大妻多摩中学校

2018年6月7日(木)

二つの新プロジェクトで、世界で活躍する女性を育てる

 1988年に設立された大妻多摩高等学校の併設校として、1994年に開校した大妻多摩中学校は、緑豊かな大妻女子大学多摩キャンパスにあります。敷地内には、人工芝のグラウンドや、蔵書数3万2000冊の図書室と196席の自習室を備えた通称「アカデメイア棟」など、充実した教育施設がそろっています。

 説明会で、あいさつに立った校長の谷林眞理子先生は、同校について「礼儀とマナーを重んじる伝統ある女子校」と「難関校をめざす進学校」という二つの特色を紹介しました。また、昨年度から「人間関係スキル・キャリア教育プロジェクト」と「英語・国際教育プロジェクト」をスタートさせたことにも触れて、「一人ひとりの可能性を引き出す二つのプロジェクトによって、世界で活躍する女性の育成をめざします」と語りました。そのうえで、「2020年度以降に導入される大学入学共通テストに対応するために、タブレットの活用、英語CALL教室の充実など、教育環境の整備にこれまで以上に力を入れて取り組み、生徒の思考力、判断力、語学力を養成していきます」と結びました。

 次に、主幹の熊谷昌子先生が、教育理念と校風について説明。「創立者の大妻コタカ先生は、時代が求める自立した女性の育成に心血を注ぎました。校訓の『恥を知れ』は、大妻コタカ先生が自分自身に向けたことばであり、自分を高め、自分の“良心”に対して“恥じるような行いをするな”という意味があります」と語りました。続けて、「本校では、『一人ひとりの“夢”実現に向けた学力の養成』と『社会に貢献できる人材育成のための人間教育』をスローガンに掲げて、日々の教育活動を行っています」と話しました。

 続いて、2017年にスタートした二つのプロジェクトに話題が移りました。まず、「良き社会人を育てるための教育活動のすべて」を標榜する「人間関係スキル・キャリア教育プロジェクト」の説明については、生徒指導部長の秋元俊八先生が担当。秋元先生は、「模擬選挙や社会科の総合学習による研究・成果発表など、多様な体験学習や職業体験を通して、社会性やコミュニケーション力、自分理解力の向上をめざし、将来のビジョンを強く考えさせています」と語りました。

 一方、「英語・国際教育プロジェクト」については、入試広報部長で英語科主任の伊藤正彦先生が担当。中1・2を「基礎力の養成」、中3・高1を「世界で挑戦」、高2・3を「世界を視野に進路を考える」の3段階に分け、「6年間をかけて国際社会で通用する英語力や、国際理解力を育成します。そのために多彩なプログラムを用意しています」と話しました。たとえば、中学では、オックスフォード大学やケンブリッジ大学の学生と英語でディスカッションする「エンパワメント・プログラム」を展開。ほかにも、オーストラリア・ブリスベンでのフィールドワークを通じて、相互理解や役割分担、責任を果たしてグループに貢献する経験から、リーダーシップと協調性を育む「グローバル・キャリア・フィールドワーク」を実施しています。加えて、海外の名門大学を訪問するプログラムや、海外の2つの提携校へのターム留学制度を設けている点も伝えられました。

 そして、進路指導副部長の大竹麗央先生からは、進路に関する説明がありました。併設の大妻女子大学への進学者はほとんどおらず、卒業生のほぼ全員が他大学に進学しているのが特徴で、「進路実現に向けて、全力でサポートしている」とのこと。また、すでに、生徒の学習歴や活動内容を電子的に管理する「eポートフォリオ」を導入しており、「『中高時代に何を体験してきたのか』を重視する新しい大学入試においても、それに対応する環境を整えています」と強調しました。

イメージ写真
緑豊かな環境にあるキャンパスには、図書室や自習室を備えた「アカデメイア棟」などの施設が充実しています

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