受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

サレジオ学院中学校

2018年6月9日(土)

ヨハネ・ボスコ神父の精神を受け継ぎ、「25歳の男づくり」で豊かな人間形成をめざす

 神奈川県屈指の進学校であるサレジオ学院中学校・高等学校は、イタリア北部・トリノのカトリック司祭であるヨハネ・ボスコ神父が創設した教育修道会「サレジオ会」を母体とする男子校です。教育目標は「25歳の男づくり」。高校卒業時の生徒に青年としての完成形を求めるのではなく、社会である程度の実績を残せるであろう25歳での成熟をめざし、一人ひとりの成長を見守っています。

 説明会で校長の鳥越政晴先生は、かつての教え子たちが海外で活躍しているエピソードを交えながら、サレジオ学院の英語教育について「本校では、国際人として羽ばたくことを後押しするために、英語教育に注力してきました。これまで培ってきたノウハウを発展させながら、英語の4技能を徹底的に養成し、2020年度以降に導入される大学入学共通テストに対応できる力を育んでいきます」と語りました。

 そして、同校のミッションスクールとしての教育方針について、「『困っている人に手を差し伸べる』という、戦争、貧困、飢餓を断ち切るために必要であるこの普遍的な価値観を、一人ひとりの心のなかに大事に育んでいくことを重視しています」と強調しました。

 続いて、入試広報委員長の朝倉広明先生が、生徒たちの学校生活と教育内容について、写真や映像を交えながら説明しました。登校直後に生徒が制服から体操着に着替えるのは「昼休みにグラウンドなどで遊ぶことを推奨しているため」とのこと。また、中1で週2時間、中2・3で週1時間行っている「宗教」の授業では、神父である校長先生、副校長先生が聖書の内容や聖人の生き方を通して、人生に対する心構えや多様な価値観を教えています。

 また、「本校の教育で最も大切にしているのは人間関係」と語る朝倉先生は、生徒と教員との心の触れ合いを図るために「アシステンツァ」という精神を重視しているとも述べました。このことばは「共に居ながら支援する」という意味のイタリア語で、「教員は適切な距離感を保ちながら生徒を見守り、自主性を育みながら、愛情を注ぎ続けている」と話します。こうした接し方によって、自己肯定感を高めるとともに、他者を思いやる心を学んでいる生徒たちは、学校周辺地域の清掃やクリスマス街頭募金などのボランティア活動に、積極的に参加しています。

 学校生活や行事の様子をまとめた動画も上映され、中学校入学直後に行われる2泊3日のオリエンテーション、長野県北部の野尻湖での林間学校などで、仲間と一生懸命に活動する生徒の生き生きとした表情を見ることができました。このほか、中3での職場訪問や、2泊3日の日程で実施される高1の進路ガイダンス合宿などで、OBたちの学びや働き方を見て、自分の将来を考える姿も伝えられました。

 最後に、中学入試について説明がありました。Web出願を導入してから受験率が上がっていることや、合格者の平均点が年々上がっていることを紹介したほか、「2019年度入試に大きな変更点はなく、今後も思考力・表現力を測るために、『なぜそうなるのか』を説明させる記述式の問題を出題する」とのことです。

イメージ写真
クラブについては中1の加入率はほぼ100%ですが、勉強との両立を図れるように、活動日は最大でも週3日までとなっています。

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