受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

実践女子学園中学校

2018年6月12日(火)

『自立自営』の精神と、情報発信力や課題解決力を育む教育を展開

 近代女子教育の先駆者である下田歌子によって創立された実践女子学園は、2019年に創立120周年を迎える女子教育の伝統校です。渋谷駅から徒歩10分と好アクセスながらも、閑静な文教地区に立地しています。

 この日の説明会は、室内楽部による演奏からスタートし、続いて演劇部の生徒が、創設者・下田歌子が著した『女子の修養』の現代語訳を朗読。どちらのパフォーマンスにも参加者から大きな拍手が送られました。

 あいさつに立った校長の髙橋基之先生は、教育理念について「本校は、堅実にして質素、そして品格ある女性の育成を理念として掲げています。また、自分自身をマネジメントする『自立自営』の精神も大切に育んでいます」と語りました。

 続けて、「探究」「ICT」「グローバル」「感性表現」をキーワードに教育内容を紹介しました。同校が掲げる「探究教育」とは、総合的な学習の時間を進化させたものです。「タブレットなどのICT機器を活用して情報発信力や課題解決力を高め、身近な課題に対する探究心を掘り起こします。深く思索し、それを表現する力を培うべく、全教科で言語活動を活発化させてコミュニケーション力を高めたいと考えています」と話しました。

 次に、具体的な教育内容の説明がありました。中高6年間を2年ごとに「基礎期」「充実期」「発展期」の三つに分け、成長段階に必要なものを取り入れながら、徐々にステップアップしています。たとえば、基礎期においては自立した学習習慣を身につけることを第一に考え、小テストや課題に頻繁に取り組ませることで、「繰り返した努力が、成果につながることを実感させている」とのこと。また、充実期には可能性を引き出すために、少人数制授業や講座・ゼミを実施。そして発展期には、コース制カリキュラムのほか、放課後や夏期・冬期の講座などを通じて万全の受験対策も行っているそうです。

 定評のある英語教育は、レベル別少人数多展開の授業が特徴で、よりきめ細かい指導が可能になっています。オールイングリッシュの授業が中1から行われ、グループワークやペアワーク、プレゼンテーションなどを多用して、高いレベルで4技能を伸ばしています。英語の時間数は中1で週6コマ、中2・中3は週7コマで、このうち2コマはネイティブ教員の授業です。基礎期のイングリッシュセミナーや、英語上級者対象の英語ゼミやアドバンストイングリッシュクラスなどの講座も充実しています。中3から参加できる海外研修のほか、高校では海外提携校との交換留学も盛んです。また、模擬国連の取り組みが活発で、「毎年大会に出場し成果を上げている」とのことです。

 一方、キャリア教育にも注力し、自己理解のための自分史作成(中1)、職業調べ(中2)、職業体験学習(中3)と段階を踏んだうえで、高1以降のキャリアプランや進路の明確化、自己実現へとつなげています。また、日本女性らしい「感性」を磨くべく、礼法指導や日本文化演習も実施。茶道、華道、筝曲、仕舞、和装の着付けに取り組んでいる生徒たちの様子が、画像や動画を交えて紹介されました。

イメージ写真
渋谷駅から徒歩10分の緑豊かなキャンパス。四つの校舎棟は渡り廊下で結ばれ、廊下の床は校舎ごとに異なる色が塗り分けられています 

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