受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

西大和学園中学校

2018年6月16日(土)

多彩な教育プログラムを展開して主体的に学ぶ姿勢を養い、一人ひとりの可能性を引き出す

 「次代を担う高い理想と豊かな人間性を持った生徒の育成」を目標に掲げ、西大和学園高等学校が奈良県に誕生したのは1986年。2年後の1988年に中学校が開校し、2014年に女子中等部を設置しました。

 東京・代々木の代々木ゼミナール国際教育センターで開かれた説明会には、学園長の岡田清弘先生が登壇。最初に、同校が青雲寮という男子寮を持っていることについて説明しました。青雲寮には首都圏を含め全国から生徒が集まり、中学の間は8人部屋で、高校に上がると4人部屋で生活するとのこと。東大などの難関大学や、医学部への進学を希望する寮生のために、予備校の講師を招いての講習も実施しています。岡田先生は寮生の様子について、「多様な価値観が集まり、さまざまな友人との交流から視野を広げている一方で、両親をはじめ周囲の人々への感謝の心も育っています」と話しました。

 続いて、具体的な教育内容に話題が移ります。開校当時は男子校だった中学で、女子募集を始めて今年で5年目。中2までは部活動や学校行事は男女合同で行われるものの、クラスは男女別で、授業も別々に行われます。その理由について岡田先生は「男子と女子とで、学習の進め方や学力の推移の仕方が異なるので、それぞれに適した指導を可能にするため」と話します。高校の内容に入る中3からは男女混合クラスとなりますが、中高一貫生は高校からの入学生とは、別クラス編成となるそうです。

 また、確かな基礎学力の習得と併せて重視しているのが、一人ひとりの知的好奇心を刺激して、主体的に学ぶ姿勢を養うことです。そのために、ウミガメの産卵、ホタルの観察、化石採集といったフィールドワーク、関心のあるテーマを1年間かけて調べ、まとめる「中3卒業研究」、東大で特別講義を受講する「東京スーパーサイエンスセミナー」など、多彩な体験学習の機会を用意して、学問に対する興味・関心を喚起しています。

 英語教育については、英会話教育機関と連携したネイティブ講師による授業のほか、約5000冊の英語の原書をそろえて「卒業までに100万語」に触れることを目標に多読を奨励しているとのこと。また、音声学に基づいたフォニックスや実技教科を英語で学ぶイマージョン授業なども行っているそうです。さらに、国際感覚を磨く機会として、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学を訪問して現地の学生や研究者と交流する次世代リーダー養成プログラムや、西大和学園カリフォルニア校と連携した短期・長期留学プログラムなどを整えています。

 同校では2017年度入試より、資格・検定の成績や各種大会で活躍した履歴のほか、集団討論やプレゼンテーションなどで評価する「21世紀型特色入試(専願)」を導入しましたが、その経緯も説明しました。岡田先生は、「本校への進学を熱望する生徒に入学してもらいたいからです。そうした生徒は意欲的に学校生活を送り、大きく伸びます」と話しました。そのうえで、「2020年度以降に導入される大学入学共通テストで求められる、思考力、表現力、判断力といった力は、これまでも養成してきました。東大の推薦入試に合格した卒業生もいるのがその証拠です」と強調しました。

 2019年度の東京入試は1月6日の実施で、会場は例年同様、早稲田大学(早稲田キャンパス)を予定しているとのこと。岡田先生は「詳細については9月ごろに発表します。1月中旬に行う本校入試は午後に実施するので、関東の受験生も日帰りで受けることができます。本校に興味を持って頂いたなら、ぜひ、挑戦してください」とのことばで説明を締めくくりました。

イメージ写真
今春は、東大に30名、京大に57名が合格。学校内にある男子寮「青雲寮」には全国から生徒が集まり、首都圏からも毎年数名の生徒が入寮しています

http://www.nishiyamato.ed.jp/ny/ 別ウィンドウが開きます。

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