受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

浅野中学校

2018年6月17日(日)

「九転十起」「愛と和」の校訓の下、主体性や国際感覚を養う教育を実践

 1920年に実業家・浅野總一郎氏によって「実社会の即戦力となる人間の育成」を目的に創立された浅野綜合中学校。戦後の教育改革を経て浅野中学校・高等学校となってからは、難関大学への合格実績を伸ばし続けている全国有数の男子進学校です。どんな困難にも立ち向かう「九転十起」と、思いやりの心を忘れない「愛と和」を校訓に掲げ、文武両道を実現しています。

 説明会で、教頭の山田啓太先生は、「本校は、東京オリンピックが開催される2020年に創立100周年を迎えます。その記念事業の一環として、学習環境の整備を進めてきました」と語り、施設の数々を紹介。2014年に完成した2階建ての図書館「清和書林」は、現在8万冊をめざして蔵書を増やしています。また、同じ年に竣工した打越アリーナ(体育館)は、バレーボールコート4面分のメインアリーナのほか、卓球場、柔道場、剣道場、ボクシング場、屋内プールなどを備えています。さらに2016年には、人工芝のグラウンドも完成しました。

 部活動も盛んです。17の運動部、15の文化部が週3~6日で活動。なかには、引退が高3の夏という部もありますが、7割くらいの生徒が受験直前までやり抜くそうです。山田先生は「必要なのは両立させる覚悟です。部活を最後までやり抜いて、最難関大学に合格する生徒が毎年たくさんいます」と話しました。

 学習面では、中高6年間を見通した効率的なカリキュラムを組んでいます。なかでも英語・数学・理科は、中3で高校レベルの内容に入ります。オリジナルの教材を用意して、生徒の興味を引き出しながら授業を進めているのも特徴です。山田先生によると、「進度が速く、1日90~120分の家庭学習をしないと消化できない」とのこと。「毎日のように繰り返される小テストや宿題は、合格するまで、提出するまで、徹底的にやらせます。それでもできない生徒には、指名制の補習や居残り勉強が課されるため、みんな部活に出るために必死に勉強します」と続けます。そして、高2からは文系・理系のコースに分かれ、高3ではさらに志望校別の7クラス体制の下、密度の高い授業を行っているそうです。

 力を入れている英語教育についても詳しい説明がありました。ネイティブ講師による英会話の授業は、クラスを2分割して行っています。さらに、「自分の声を録音して提出する」という家庭学習用ICT教材の「リピートーク」も導入して、積極的な発話を促しています。こうした教育の成果として、昨年度の中3の約6割が英検®2級以上を取得したことも伝えられました。

 一方、国際理解教育については、アメリカのトップクラスの大学から学部学生・大学院生を招き、英語でのディスカッションに挑戦するエンパワーメント・プログラムを実施しているほか、スタンフォード大学でのユースリーダー・プログラムや、ホームステイしながらオックスフォード大学で学ぶリベラルアーツ・プログラムを導入。国際感覚を磨き、視野を広げる機会を数多く設けています。

 また、ICT教育を推進中で、全教室に電子黒板機能付きプロジェクターを設置し、小型ノートパソコンを用いた授業も展開。効率化を図るとともに、一人ひとりの思考力や問題解決力を高めています。加えて、今年度からは、生徒の学習歴や活動内容を電子的に管理する「eポートフォリオ」も導入する予定とのことです。最後に山田先生は、「本校の生徒は、英語によるディベートの全国大会や、模擬国連の国際大会で活躍しています。これは、グローバル社会で必要とされる力が確実に身についている証拠といえるでしょう。今後も、主体的に学ぶ姿勢を養う教育に力を入れて取り組んでいきます」と結びました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真
JR京浜東北線「新子安」駅、京浜急行線「京急新子安」駅よりそれぞれ徒歩8分。敷地面積5万8655㎡の広大なキャンパスの半分を、「銅像山」という自然林が占める緑豊かな環境です

http://www.asano.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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