受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

共立女子中学校

2018年6月21日(木)

多様な個性と価値観を認め、柔軟で行動力のある人材を育成する

 1886年設立の共立女子職業学校を前身とする共立女子中学高等学校は、「誠実・勤勉・友愛」の校訓の下、社会で活躍できる女性の育成をめざしています。

 この日の説明会であいさつに立った校長の児島博之先生は、冒頭で校名の起源について語りました。「明治期に34人の立場が異なる人々が集まり、自立した女性を育てるための学校を『共に立てた』ことが由来となっています」とのことです。続いて、「本校の源流は『多様性』『柔軟性』『行動力』にあると考え、さまざまな個性や価値観を受け入れる教育を心がけています」と、教育理念についても説明しました。

 さらに、学校行事、部活動、委員会活動が活発である点にも触れた児島先生は、「どのようなタイプの生徒にも活躍の場があります。生徒が互いに刺激し合い、多様性のなかから新たな学校の形を作り上げてほしいと思います。多彩な教育プログラムとリベラルアーツによって、深い教養を持ち、明るく積極的に生きる女性の育成に努めていきます」と結びました。

 次に、広報部の金井圭太郎先生が「変わるべきもの」「変わらないもの」をテーマに具体的な教育内容を説明しました。「変わるべきもの」とは、「グローバル教育」「ICT教育」「表現力の養成」「生徒や家庭環境の変化への対応」の4点です。こうした観点から、自宅でオンライン英会話に全員が取り組んでいるほか、夏季海外研修やニュージーランドターム留学など、国際感覚を磨く機会を設けています。また、全教室に電子黒板機能付きプロジェクターと最新の通信環境を整備し、来年度から中1と高1で1人1台のタブレットを導入します。さらに、2020年度以降に導入される大学入学共通テストを見据えて、各教科でアクティブ・ラーニングやグループワークを数多く取り入れ、思考力や協働力を高めているとのことです。国語では週1コマ「国語表現」の授業を設けて、記述力や表現力を高める指導も行っています。

 一方、「変わらないもの」とは、「日本文化の素養」「リベラルアーツ」「行事や部活動の充実」「共立らしさ」の4点です。小笠原流礼法の時間は隔週で行われ、放課後には華道講座や中国語会話講座も実施されます。金井先生は「生徒は素直で優しく、団結力があって親切です。1学年約320人という大所帯のなかで、先輩や友人とかかわってコミュニケーション力を培い、卒業後も強い絆を築いています。ぜひ公開行事に足を運んでいただき、明るく元気な校風を味わってください」と呼び掛けました。

 卒業後の進路や、高校のコース編成についての説明もありました。同校は共立女子大学の併設校ですが、例年、さまざまな優遇措置を利用して同大に進学するのは卒業生の約15%で、残りは他大学に進学しています。希望する進路に合わせた学習ができるように、高2から国公立文系、私立文系、理系の3コースに分かれます。そして高3では、選択科目を中心とした少人数の演習を行います。「常勤・非常勤を含めて約170人の教員がそろう本校では、生徒一人ひとりにきめ細かく対応する体制が整っています」と金井先生は強調しました。

 最後に、2019年度入試の説明がありました。一般入試については、2月1日午前、2日午前、3日午前、3日午後の計4回行います。試験科目は、1日午前と2日午前が4科です。3日午前は、英語を使ったゲームや対話を通じて行動力を見る「インタラクティブトライアル」と算数(基礎)で、3日午後は、幅広い思考力を問う合科型論述テストと算数で、それぞれ選抜します。このほか、12月2日の帰国生入試の英語の問題について、難度を英検®3級程度から準2級程度に変更することが伝えられました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真
部活動も盛んで、加入率は中学で95%、高校で90%です。10の運動部、14の文化部があり、活動日数は週3~4回。山岳部や地理歴史部、弦楽合奏部、能楽部などユニークな活動もあります

http://www.kyoritsu-wu.ac.jp/chukou/ 別ウィンドウが開きます。

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