受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

成城中学校

2018年6月13日(水)

伝統ある男子教育とグローバル教育を軸に、人間力の高いリーダーを育成

 1885年の創立以来、「知・仁・勇」を教育理念に掲げる成城中学校・高等学校では、新しい時代を切り拓くグローバルリーダーの育成をめざしています。説明会で校長の栗原卯田子先生は、「校章の『三光星』が示すのは、確かな知識と教養を表す『知』、思いやりの心やチームワークを意味する『仁』、チャレンジ精神や忍耐力を示す『勇』の三つです」と紹介したうえで、この三つを備えた人材を育てるため、校訓に『自学自習・質実剛健・敬愛親和・自治自律』を掲げ、教育活動を行っています」と説明しました。

 また、人に代わって人工知能(AI)が多くの仕事を担うとされる将来について触れた栗原先生は、「そんな時代に求められるのは、豊かな人間性と創造力を持った人材です。本校では、創立から受け継いできた伝統の男子リーダー教育と、これからの時代に求められるグローバル教育を実践し、この二つを柱に、教養を深めながら高い専門性を身につけさせ、一人ひとりの思考力、協働力、課題解決力も磨いていきます」と強調しました。

 このほか、中高6年の一貫教育の視点で取り組む新しいカリキュラムの導入を検討し、2019年度から高校の生徒募集を非募集にすることも紹介した栗原先生。「こうした改革に加え、中高時代に何を体験してきたのかが、より重視される今後の新しい大学入試を見据えて、それに対応する環境づくりにも力を入れて取り組んでいきます」と結びました。

 続いて、具体的な教育内容の説明がありました。同校では、きめ細かい学習指導を徹底しています。たとえば中学では、小テストや居残り補習を日常的に実施するなどして、学習習慣を確立させています。加えて、朝7時半から夜7時まで利用できる「自修館」(自習室)も意欲的な生徒たちをサポートしています。放課後はOBのチューターが常在して勉強を教えているほか、隣接する進路指導室には大学過去問集や各種データをそろえ、いつでも利用・閲覧できるようにしています。

 リーダーとしての資質を培い、将来を強くイメージさせる機会を数多く設けているのも同校の大きな特徴です。たとえば、リーダー教育の象徴である中1全員参加の「臨海学校」では、高2の精鋭たちも「臨海学校補助員」として同行し、中1を指導します。このように、先輩・後輩という縦の人間関係が生み出す効果的な体験から、「中1生はあこがれの先輩に追いつこうと努力し、高2生はリーダーシップを学んでいる」とのことです。

 そして、グローバル教育の中心となるのが、「エンパワーメント・プログラム」です。これは、カリフォルニア大学の学生を自校に招いて生徒と議論・企画・発表をすべて英語で行うもので、自己の確立・自己実現力を養うプログラムです。この発展型として、オーストラリアや台湾でグローバルリーダー研修も行うなど、工夫を凝らしたプログラムの数々を展開しています。

 なお、2019年度入試に大きな変更はない予定です。第1回(2月1日)、第2回(3日)、第3回(5日)の計3回実施します。また、今年度と同様に、国語のほか、理科や社会でも記述問題が出題されるとのことです。

イメージ写真
都営大江戸線「牛込柳町」駅から徒歩1分。「自修館」と同じフロアに職員室があり、生徒たちは疑問点があれば、いつでも質問できます

http://www.seijogakko.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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