受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

森村学園中等部

2018年6月14日(木)

「独立自営」の精神を備えた、真に社会に役立つ人材を育成

 森村学園は、日米貿易の先駆者として幕末から大正時代にかけて日本経済の成長に貢献した森村市左衛門翁によって1910年に開校しました。校訓の「正直・親切・勤勉」の下、「独立自営」の精神を備えた、真に社会に役立つ人材の育成をめざしています。

 あいさつに立った校長の高橋敬三先生は、「本校は、卒業後も自己肯定感を持って前向きに人生を歩めるように、学力の向上はもちろん、豊かな人間性も育んでいます」と語りました。そのうえで、「これからの時代で求められるのは、知識や技能だけでなく、思考力、判断力、表現力、主体性、協働性、未知への対応力などです。本校では、これらの力を育むために、言語技術教育やグローバル教育に注力しています」と語りました。

 続いて、入試広報部長の小澤宗夫先生から具体的な教育内容の説明がありました。小澤先生が大きな特徴として挙げたのが、「進路指導」と「進学指導」を分けて考えていることです。「生徒自身に将来の方向性を探らせた後で、自己実現のために学力をつけるよう指導している」とのことで、中等部の3年間は「進路指導」に重点を置き、成長に応じた段階的なプログラムを用意。たとえば、中1の「創立者森村市左衛門研究」では、日本経済界を支えた森村市左衛門翁の人生から、社会貢献の在り方や、校訓である「正直・親切・勤勉」の真の意味を深く考えます。中2では職業をテーマに、「職業調べ学習」を実施。職業調査や講演会、仕事体験などを通じて確かな職業観を育みます。そして、中3では事前事後の学習を含めたニュージーランド修学旅行から見聞を広めています。

 そのうえで、高等部の「進学指導」は、個別の添削指導やサテライト講座、多様な講習などでていねいに対応することで、生徒のやる気を引き出しています。さらに、主体的な学習姿勢を育む取り組みとして、すべての生徒に「進路の手引き」を渡しています。ここには、大学入試に関する基礎知識のほか、先輩たちがどのように大学受験を乗り越えたかがまとめられています。受験体験記や過去3年間の卒業生の成績データなど、貴重な情報を得ることができるのです。

 「言語技術教育」の説明もありました。これは、「根拠を示してみずからの意見を明確に伝える」という「ランゲージアーツ」のスキルを磨く授業で、中等部の3年間で正規の授業として実施しています。小澤先生は「言語技術の授業では、認知・思考・表現における普遍的な型を学びます。ここで培ったスキルを活用して、生徒たちは英語力も高めています」と強調しました。

 このほか、今年5月に医療系総合大学の昭和大学と「特別協定校」として協定を締結したことが伝えられました。今後は「大学教育の一端を理解させるプログラムを提供する」「高校の正規授業、課外授業等に対する支援を行う」「双方に有益なものと判断される教育活動等を展開していく」「森村学園から昭和大学への受験希望者に対して、特別な入学試験制度を適用する」などの連携が図られていくとのことです。

イメージ写真
グローバル教育に力を入れる同校は、一般教科を英語で学ぶ「放課後イマージョンプログラム」のほか、オーストラリアや地中海のマルタ島を訪問する研修旅行を実施しています

http://www.morimura.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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