受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

光塩女子学院中等科

2018年6月20日(水)

自己肯定感を育む教育を実践。思考力や国際感覚を養う多彩な学びも数多く用意

 光塩女子学院は、1931年にスペインのカトリック・メルセス宣教修道女会によって設立されました。聖書にある「あなたがたは世の光、地の塩である」ということばが校名の由来となっています。あいさつに立った校長の荒木陽子先生は、「光も塩もこの世に必要不可欠なものです。同じように、誰もが無条件で神に愛され、認められている存在です。生徒たちもこの考えの下で、自分を見失うことなく、自己肯定感をしっかりと育みながら他者と積極的にかかわり、広く社会に目を向けられるようになってほしいと思います」と語りました。

 続いて、今年2月に高等科の新校舎が完成したことに話題が移りました。「無線ランを整備し、タブレットを活用した思考力、協働力、課題解決力を高める授業が始まっている」とのことです。加えて、昨年度からオーストラリア・ブリスベンでの短期研修プログラムを導入したことにも触れました。この研修期間は10日間で、生徒はホームステイをしながら現地のカトリックの学校に通います。現地の人々との交流を通じて、文化の多様性に気づき、視野を広げてもらうのが狙いです。荒木先生は「本校は、一人ひとりが安心して自分の個性を磨くことのできる環境を整えています。今後もこの方針を重視して、学校づくりを進めていきます」と述べました。

 次に、具体的な教育内容の説明がありました。同校は共同担任制を敷いているのが特色で、担当教科も年齢も違う5~6人の教員がチームで1学年を担当。生徒は、悩みを相談する先生、勉強について質問する先生と、その時々の話す内容によって相談相手を選ぶことができます。一方、教員にとっては何人もの目で生徒を多角的に見られるので、よりきめ細かく対応できます。

 学習面については、早い段階で自学自習の習慣を確立するために、英語・数学は習熟度別授業を行っているほか、英単語、漢字、計算問題の小テストを定期的に実施しています。また、幅広い知識の習得と探究心を満たす自由選択の「特別講座」も行っています。ここでは、「数学力に磨きをかけよう」「洋書を読もう」「プログラミングでものづくり」といった講座が隔週または毎週1時間実施され、参加した生徒たちの課題発見力・課題解決力を高めています。このほか、多読を中心に読解力や論述力を高める国語の「IEP(インテリジェンス・エボリューション・プロジェクト)」や、情報リテラシーを高める「新聞ノート」の作成、アイディアなどを競う「ものづくり選手権」といった学びも用意しているとのことです。

 2019年度中学入試の説明もありました。日程は、2月1日午前、2日午前、4日午前の計3回です。1日午前は国語基礎・算数基礎・総合の3科目から成る「総合型」で、2日午前と4日午前は4科型で選抜されます。出題傾向については「算数はグラフ問題が頻出。部分点があるので、解き方まで書く」「理科でもグラフ問題を出題。4分野からバランス良く出す」「総合型を受ける場合でも4科型の過去問を解き、本校の入試に慣れてほしい」といったことが伝えられました。なお、入学予定者は2月と3月に1度ずつ登校し、入学前に新入生同士で交流を図るそうです。

イメージ写真
理系学部や医歯薬系学部への進学者が多いのも同校の特徴。ちなみに今春は、医学部医学科に延べ24名が合格しました

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