受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

中央大学附属中学校

2018年6月19日(火)

「行動する知性」を育む、多彩な高大連携プログラムを展開

 2010年に開校した中央大学附属中学校は、「自主・自治・自律」を基本精神に掲げ、生徒みずからの活動を尊重する教育を展開しています。蔵書数18万冊を誇る図書館のほか、人工芝グラウンド、野球場、中学専用グラウンド、三つの体育館、ランチルームなどの設備が充実した、広大なキャンパスも魅力の一つです。

 説明会で、同校校長で中央大学法学部教授の木川裕一郎先生は、「本校は『行動する知性』を一つの重要な理念に掲げています。この方針の下、みずから考えて行動するための知性を育む教育に力を入れています」と語りました。続けて、今年度より高校がスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されたことを紹介。「『次代のイノベーションを担う、大学進学後も活躍する科学技術人材を育成する教育課程の開発』という研究開発課題に基づき、中学校の理科においても実験を中心とした授業を数多く行っていきます。また、今後も中高大で連携を進め、さらなる教育の発展を実現したいと考えています」と語りました。

 次に、副校長の髙瀨徹先生から、学習内容、進路、中学入試についての説明がありました。学校生活では、中央大学が校是とする「実学の探究」という理念に基づいて、さまざまな体験を通して学ぶ教育活動が展開されています。たとえば、週1時間の「プロジェクト・イン・イングリッシュ」では、ネイティブ講師と日本人教員の指導の下、グループで身近なテーマを調べて、それを発表します。英語での発信力を養成するのが目的です。こうした教育の一つの成果として、昨年度の中3の96%が英検®準2級以上を取得したことも伝えられました。

 一方、中3の理科では、週5回の授業のうち1回は、科学に関するさまざまなテーマを複数の教員が交代で扱う「プロジェクト・イン・サイエンス」を実施しています。中央大学理工学部との連携をベースに、ロボット・プログラミング、身体の反応に関する実験など、多彩な科学的体験を通して課題解決力を養うとともに、学問に対する興味・関心を喚起しています。

 進路に関しては、高校の卒業生のうち、例年85%前後が中央大学に進学しています。内部推薦枠の選考については、「高校3年間の全科目の学業成績を1位から350位まで順に並べ、1位の生徒から希望する学部・学科を選ぶという形で進めている」そうです。また、この内部推薦の権利を持ったまま、国公立大学を受験することもできます。さらに、ほかの私立大学についても、中央大学にない学部・学科・専攻を受験する場合は、内部推薦の権利が維持されるとのことです。

 2019年度入試の説明もありました。一般入試は2月1日午前と4日午前の計2回行います。「国語はかなりの長文を出題するので、そうした形式に慣れておいてください」「算数は、大問1が計算問題、大問2が基礎問題となり、これらを落とすと合格が厳しくなるでしょう」「本校の校外学習では、地図を活用して行動計画を立てる機会が多いため、社会でも必ず地図の読み取りを出題しています。加えて、時事問題や食育の問題もおさえてください」「理科は、実験結果やグラフを読み取って解答する記述問題に注意してください」といったアドバイスが送られました。また、19年度より帰国生入試を新設することも伝えられました。日程は12月21日(1次試験)と22日(2次試験)の2日間です。1次試験は国語・算数の2科で、2次試験は資料の読み取りを踏まえたグループディスカッション+面接(個別)で実施されるとのことです。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真
JR武蔵小金井駅からバスで6分、西武新宿線小平駅からバス12分。中学の制服はバリエーションが豊かで、女子はジャケットが2種類、スカート3種類とスラックスがあり、個性に合った着こなしが楽しめます。なお、高校には制服がありません

http://chu-fu.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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