受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

八雲学園中学校

2018年6月25日(月)

グローバル教育を軸に、国際社会で必要となる英語力と課題解決力を養う

 創立80周年を迎えた今年、女子校から男女共学校に移行し、新時代に向けて大きく舵をきった八雲学園。開校当初から国際感覚を磨くことに注力し、1994年にはアメリカ・カリフォルニア州サンタバーバラに建設した海外研修センター「八雲レジデンス」での研修や、名門イェール大学との交流など、独自のグローバル教育を行ってきました。昨年度には、世界50か国の私学約180校が所属する国際私立学校連盟・ラウンドスクエアにも加盟。国際会議への派遣や交換留学プログラムの展開など、グローバル教育の可能性がさらに広がりました。

 この日の説明会は、同校の海外研修プログラムを紹介するDVDの上映から始まりました。続いて登壇したのは高2の女子生徒です。高1を対象とする海外研修「9か月プログラム」に参加した感想を、英語と日本語を交えてプレゼンテーションしました。このプログラムでは、出発の3か月前から事前学習を行い、カリフォルニア大学サンタバーバラ校で3か月の寮生活を体験するとともに、現地の特別講師による指導を受けます。そして帰国後の3か月間も事後学習に取り組むことによって、語学力と表現力、さらには豊かな人間性を育んでいます。参加した女子生徒は「中3のアメリカ海外研修報告会で、積極的に会話できなかったことが悔しかったので、このプログラムに参加しました」と、堂々としたスピーチを披露し、同校が伸ばそうとする「プレゼンテーション力を伴う英語力」の重要性を、参加者に印象付けました。

 次に、あいさつに立った校長の近藤彰郎先生は、「国際社会で活躍するための英語力や、希望の進路をかなえるための学力はもちろん大切ですが、それだけでは満足する人生を送ることはできません。人間教育を伝統とする本校では、他者を理解して、自分ができることを誠心誠意に実践する体験の場を数多く用意しています」と強調しました。

 具体的な教育内容については河内正美先生が説明します。まず、「中学生では、火曜日と木曜日は7時限目まで授業を行い、基礎学力の定着を図りながら、効率良く先取り学習を実施。理数系科目の指導も強化も進めていて、理科は実験・観察を中心とした授業を数多く行っています」と話しました。

 さらに、主要教科では、従来の調べ学習を発展させ、正解のない問いに挑む力を育てる「八雲式PBL(Problem Based Learning)」を展開。グループワークやプレゼンテーションなどを通じて、思考力やコミュニケーション力に磨きをかけます。さらに、進路を考えるきっかけを提供する社会人講話や大学による出張体験授業も行って、生徒の潜在的な力を引き出し、グローバル社会で活躍する力を育んでいきます。

 加えて、ICT教育も推進し、電子黒板を活用しているほか、1人1台タブレットを導入しています。「調べ学習やスケジュール管理、プレゼンテーション資料の作成、パワーポイントを使っての発表など、あらゆる場面で活用し、学習スタイルの幅がとても広がっている」とのことです。

 同校ではチューター制度を活用した生活指導にも力を入れています。これは、個々の生徒にクラス担任とは別の担当教員をつけるという取り組みです。チューターは勉強、クラブ活動、人間関係など、生徒たちが抱える繊細な問題に対してマンツーマンで対応し、特に大学受験の際は、チューターの励ましが生徒たちの力になっているそうです。

イメージ写真
週2回の朝テストのほか、定期考査対策の学習デーや放課後サポートプログラム、長期休暇中の講習も実施するなど、きめ細かい指導によって自学自習の姿勢を養っています

http://www.yakumo.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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