受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

本郷中学校

2018年6月26日(火)

「文武両道」「自学自習」「基本的生活習慣の確立」を柱に、一人ひとりの主体性を養う

 1922年に、後に貴族院議長を務める旧高松藩松平家第十二代当主である松平頼壽が創立した本郷学園は、創立以来、個性を尊重した教育を重視し、好調な大学進学実績だけでなくスマートな校風からも人気を集める男子進学校です。来春の中学入学者が高1になる2022年に、創立100周年を迎えます。

 あいさつに立った校長の佐久間昭浩先生がまず取り上げたのは、これからの教育の方向性についてです。「少子高齢化」「人工知能の発達」「グローバル化」が進む世の中で求められるのは、確かな知識・技能のほか、思考力、表現力、主体性、協働性であるといわれています。それを踏まえたうえで、佐久間先生は「本校の教育の柱は『文武両道』『自学自習』『生活習慣の確立』の三つであり、これまでも社会性、忍耐力、積極性といった数値化できない力を養成してきました」と強調。続けて、「これからの大学入試では、これまで以上に人格や個性、つまり生徒自身が評価されるようになります。それだけに、本校では、勉強はもちろんのこと、部活動や委員会活動、ボランティア活動など、さまざまな経験を学校という空間で積み上げていけるような環境を、より一層充実させていきたいと考えています」と付け加えました。

 続いて、今春、東大に現役で進学した2人の卒業生に話題を移した佐久間先生。1人は高校で運動部をやめて医学部医学科に推薦入試で合格し、もう1人は高3の秋までラグビー部を続けて文科三類に合格したことを紹介し、「どのような道をたどって目標を達成するのか、自分自身で決めることが大切です。本校の教員は、時に負荷をかけながら、生徒みずからが決断できるように支え、その決断を尊重します。自主性を育む教育の徹底こそが、本校の最大の特色です」と結びました。

 次に、学習、クラブ活動、学校生活などの具体的な教育内容の説明は、教頭の福島浩先生が担当しました。自学自習に関する取り組みとして、数学と英語のオリジナル検定制度「本郷数学基礎学力検定試験(本数検)」「本郷英単語基礎学力検定試験(本単検)」や、中3でまとめる卒業論文などを挙げた福島先生は、「校内放送がほとんどなく、各クラスの級長が朝のHR前に連絡事項を確認してみんなに伝えています。また、提出すべき課題の詳細についても各教室のボードを各自で確認させています」と、一人ひとりの自立を促す取り組みを紹介しました。文武両道については「限られた時間で効率良く取り組むことで運動部、文化部とも結果を残している」そうです。生活習慣の確立については「あいさつを含めて人とのコミュニケーションも大切にしながら、自己管理できる能力を高めている」といった説明がありました。

 中学入試のポイントについては、「当日の解答掲示・配布」「点数公表」「繰り上げ合格」があることが伝えられました。「当日の解答掲示・配布」「点数公表」は、次の試験の参考にしてもらうためであり、「繰り上げ合格」は実際に複数回受験した者から選出するので、「本校への進学を熱望する受験生にはあきらめずにチャレンジしてほしい」とのことです。また、学校のサイトに過去問も掲載しているので、「どのような勉強をすればいいかわからないときには、掲載している正答率が一つの参考になるはずです。入試本番までに、正答率が高い問題をクリアできるように準備してください」とのアドバイスも送られました。

イメージ写真
強豪として知られるラグビー部や囲碁将棋部など、体育系・文化系ともに多くのクラブがあり、活発に活動しています

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