受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

豊島岡女子学園中学校

2018年6月28日(木)

努力と勤勉さを重んじ、豊かな人間性と高い学力を育む

 全国有数の女子進学校として知られる豊島岡女子学園中学校・高等学校は、旧加賀藩士夫人の河村常と2人の娘が1892年に設立した女子裁縫専門学校を前身としています。教育方針『道義実践・勤勉努力・一能専念』を掲げ、社会で活躍する女性の育成に努めています。

 説明会に登壇した校長の竹鼻志乃先生は、同校で約70年続く「運針」の意義を紹介。「授業前の5分間で、針を進める目的は、集中力を養うことにあります。そして、努力や勤勉さの意義も身をもって学んでほしいのです。スポーツにおいても、学問においても、大切なのは基礎基本。本校での学園生活を通じて、生徒は『一能』を発見し、みずからの特技を磨いてほしいと考えています」と語りました。そのうえで、竹鼻先生は「運針に取り組む生徒の様子を観察することで、教員側も生徒の心身の状態を把握し、一人ひとりに配慮したきめ細かな指導を行うことを心掛けています」と結びました。

 続いて、具体的な教育内容の説明がありました。「学力」と「人間力」の両方を育てるための取り組みとして紹介されたのが、同じ授業前の時間を使って行われる漢字や英単語の「月例テスト」です。このテストは毎月1回、5~10分間行われ、基礎学力や自学自習の定着を図ります。めざましい進学実績が注目される同校ですが、竹鼻先生の「基礎の積み重ねが学力を裏付ける」ということばどおり、学びの中心には毎日の授業があり、その予習復習を基軸として全教科をバランスよく学習する指導が徹底されています。また、中3からは夏期・冬期講習、高2からは放課後の実力養成講座などが開かれ、生徒の希望する進路の実現をサポートしています。

 今年度よりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定された同校では、課題探究型の学びに重点的に取り組んでいることも大きな特色です。仲間と協力して正解のない課題に向き合うことで思考力を高め、主体性や協働性、課題解決能力を養成しています。この日の説明会では、昨年度の「モノづくりプロジェクト」であるリニアモーターカーづくりに熱中する生徒の姿が映像で紹介されました。

 キャリア教育にも注力し、「企業インターン」のほか、「輝く先輩に学ぶ」講演会や「卒業生インタビュー」を通して、働くことの意味や生き方を考えます。また、中学での学びの集大成として、多様なテーマ設定のもとで卒業研究に取り組むのも特徴。生徒たちは卒業研究を通じて、将来の進むべき方向性をイメージするともに、学問に対する興味・関心の幅を広げています。

 グローバル教育も盛んで、28年前から続く海外研修のほか、3か月留学、海外の有名大学の学生と交流する「エンパワーメントプログラム」など、国際的な感覚や教養を培う多角的なプログラムを実施しています。このほか、オンラインでの英会話レッスンや、多読プログラムもあります。高1でディベート英語という授業があること、中2~高2の全員が外部検定試験を受検することも特徴で、英語の4技能をバランス良く伸ばす指導を徹底しています。

 最後に、生徒会活動や学校行事、部活動に取り組む様子と生徒のインタビューが映像で上映されて説明会は終了。校内見学も行われ、参加者は食堂やプール、体育館、図書館などを見て回りました。

イメージ写真
クラブ活動も「一能専心」の場と位置づけ、原則として中1から高3まで全員加入。文化系と体育系、合わせて49の多彩なクラブが活動し、クラスや学年の枠を超えた人間関係のつながりも深めています

https://www.toshimagaoka.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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