受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

神奈川大学附属中学校

2018年6月13日(水)

21世紀を生き抜くための人間力を高める教育の実践

 神奈川大学附属中学校・高等学校は、1985年に神奈川大学の創立者である米田吉盛の教育理念の下に設立されました。学習面においては、習熟度別授業や学力別クラス編成を行わずに、一人ひとりの希望に合わせてさまざまな授業外講座を展開しているのも特徴の一つです。たとえば、中3から高2の生徒を中心とした、希望選択制の「7時限講習」を、放課後は部活で忙しいという生徒のためには「0時限講習」を開講するなど、きめ細やかな指導がなされています。このほか、キャリア教育や進路情報の提供にも力を入れており、神奈川大学の付属校でありながら、卒業生の多くが国公立大や、早慶上理といった他大学に進学しています。

 あいさつに立った校長の菊池久先生は、今年、神奈川大学が創立90周年を迎えたことや、同大が2021年に新キャンパスをみなとみらい地区に開設することを紹介し、「付属校としてのメリットを生かしながら中高大の連携を密に図り、新たな学びを実践していきます。それによって、一人ひとりの確かな職業観を育むとともに、各々が希望する進路の実現に向けて、力強く後押ししていきます」と語りました。続けて、「本校は、多様性を重視し、相手を思いやる心を育てる教育を大切にしています。生徒たちが、本校での6年間を振り返ったとき、『楽しかった』と思ってもらえるような学校づくりを、今後も進めていきます」と結びました。

 次に、具体的な教育内容の説明がありました。「21世紀を生き抜く人間力の育成」を教育目標に掲げる同校では、思考力、判断力、協働力といった力を高めるために、各教科でアクティブ・ラーニングの授業を数多く行って、生徒間の討論や学び合いを促しています。また、ICT教育も推進し、中3を対象に1人1台のタブレットを導入して、教材の配布、学習履歴の管理、グループワーク、プレゼンテーションなど、さまざまな場面で活用しています。2021年までには全学年に導入する予定だそうです。

 力を入れているグローバル教育については、中3以上の希望者を対象に、ベトナム・カンボジア、イギリス、イタリアなど、多彩な海外研修を用意して、参加した生徒たちの国際感覚を養っています。また、海外の学校とのつながりも強く、姉妹校提携を結んでいる韓国のトクソ高校に加え、2017年度にはオーストラリアのCCPS(カランドラ・シティ・プライベート・スクール)との交流も始まりました。さらに、海外協定大学推薦制度を導入し、イギリスやアメリカの大学への進学サポートを充実させていることも伝えられました。

 2019年度の中学入試については、これまで同様、A(2月2日午前)、B(3日午前)、C(5日午前)の計3回行います。男女別の定員は設けておらず、4科の総合点の高い順から合格となり、算数のみ全日程で「40点以上が必要」という基準があります。出題傾向の詳細は、10月以降の入試説明会で紹介するとのことです。

イメージ写真
桜や銀杏並木など、四季折々の自然が美しい17万㎡を超えるキャンパスには、陸上競技場や野球場、テニスコート、プールなど、充実した施設がそろっています

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