受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

栄東中学校

2018年6月30日(土)

充実したアクティブ・ラーニングにより、自ら課題を見つけ、解決に導く力を養う

 確かな学力養成と豊かな人間形成を掲げ、県内有数の進学校と知られる栄東中学・高等学校は、アクティブ・ラーニング(AL)を積極的に取り入れています。生徒たちは教科横断的なテーマの授業でのグループワークによって、ディスカッションやプレゼンテーションなど、発信活動を実践することで、自分の個性と応用力を磨いています。

 説明会で校長の田中淳子先生は、次のエピソードを紹介します。「大学1年生になった本校の卒業生たちが、就職活動の一環でアメリカのGoogle本社を訪問した際、提案書を作成、持参し、社員と英語で意見を交わして、種々のアドバイスを受けました。『自分の意見をしっかり説明できた』と自信に満ちた卒業生の姿を見てうれしくなりました。本校のAL活動による教育を通じて、グローバル社会で必要とされる力が、確実に身についていると感じました」

 同校で英語の授業を担当する田中先生は、「どんなことでもいいので、英語で質問し、英語で答えよう」と繰り返し促しているそうです。このことが生徒たちの積極的な発話につながり、考えを瞬時に英語で表現する力を高めています。田中先生は「世界に羽ばたく卒業生に続いていけるよう、今後も英語をコミュニケーションツールとして使いこなす力を養っていきます」と締めくくります。

 次に、中3の学級担任の稲田昭彦先生が、日々の教育内容を説明します。「ALは授業だけでなく、校外学習、キャリア教育、部活動、学校行事でも実践されます。中1の校外ALでは河口湖を訪れますが、富士山麓まで足を延ばし、あらかじめ各自が設定したテーマを調査します。学校に帰ってからはそれをレポートにまとめ、班ごとにプレゼンテーションも行います」とのこと。また、「体育祭では中1〜中3合同の集団演技を披露しますが、構成から練習方法まで、すべてを生徒たちだけで考え、実行します。こうした体験から、生徒はみずから課題を見つけ、それを解決していく力が磨かれていきます」と説明します。そのほか、OB・OGから就いている職業について話を聞き(ジョブコンテンツ)、それを参考に20年後の自分を思い描き、履歴書を書く「キャリアAL」(中2)では、自分の夢を夢にとどめず、実現するには今何を学ぶべきかを考えます。また、現地の学校で学び、現地の家庭で共に生活する「オーストラリアAL」など、さまざまなプログラムが用意されています。

 部活動が盛んなことも同校の特徴で、水泳部、コーラス部、吹奏楽部、理科研究部などが活躍するほか、高校生による全国クイズ大会の常連校で、準優優勝まで果たしたクイズ研究部が有名です。さらに、月曜から金曜まで完全給食制と紹介した後、稲田先生は「担任も同じ教室で生徒と食事を共にするので、その日の生徒たちの食欲や会話の様子から、コンディションの変化に気づきやすくなります」とも説明します。

 最後は2019年度入試の説明です。試験は、A日程(1月10日)、東大特待Ⅰ(1月12日)、B日程(1月16日)、東大Ⅱ(1月18日)の計4回実施します。変更点は、これまで全日程とも4科での選抜でしたが、19年度では東大Ⅱのみ4科または算数1科の選択となることです。井上和明入試センター長から「算数1科については、規則性や図形の問題を数多く出題する予定です。算数が得意な受験生はぜひチャレンジしてください」とのメッセージが送られました。

イメージ写真
難関大学に多くの合格者を輩出する同校。東京理科大学の合格者数は延べ187名で全国1位、早稲田大学の合格者数は延べ146名で全国9位という結果でした

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