受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

十文字中学校

2018年7月4日(水)

「Move on プロジェクト」で、グローバル社会で必要とされる知力や行動力を養う

 1922年に開校した文華高等女学校を前身とする十文字中学・高等学校は、創立以来、建学の精神である「自彊不息(じきょうやまず)」の下、社会的に自立した女性の育成をめざしています。

 説明会であいさつに立った校長の橋本ヒロ子先生は、同校の歴史を振り返りました。創立者の十文字ことは、開校当時から理科教育を重視しており、約80年前に完成した校舎にも当時の女学校には珍しく、物理と化学の実験室を導入したそうです。これは、十文字ことが1929年にジュネーブで開催された第2回世界教育会議に出席した際に、そのまま7か月かけて欧米の女子教育の実情を視察した結果、導入するに至ったものです。こうした歴史を踏まえて、橋本先生は「創立者が抱いた『世界に出て、社会貢献できる女性を育てたい』という思いを今に受け継ぎ、これからも新しい時代を見据えながら、一人ひとりの可能性を引き出す教育を実践していきます」と語りました。

 続いて、中1学年主任の杉山孝一先生が、2016年からスタートした新教育プログラム「Move on プロジェクト」について説明しました。このプロジェクトは、グローバル社会で必要とされる知力、行動力、判断力、コミュニケーション能力を身につけ、相手を思いやる心を育てるために、アクティブ・ラーニングやキャリア形成プログラムの充実を図るものです。たとえば、テレビ局の協力を得て行う「報道番組制作」のほか、アメリカの元下院議員との交流や東京地方裁判所の見学など、さまざまな体験の場を用意。杉山先生は「プログラムを整備するうえで重視したのは、DDP(ディスカッション・ディベート・プレゼンテーション)を盛り込んだ発信型の学びです。相手の意見に耳を傾け、他者を尊重するための三つの力CCP(コミュニケーション・コーディネート・パートナーシップ)を養っていきます」と話しました。

 力を入れている英語教育については、全学年で習熟度別の少人数授業を展開。英検®オンライン学習システムやオンライン英会話も導入して、生徒が自発的に英語の学習に取り組める環境を整えています。また、入学時点で英検®3級以上の実力を持っている生徒を対象に、専任教員によるオールイングリッシュの取り出し授業も行っているとのことです。国際理解教育も充実させており、オーストラリア研修(中3)とアメリカ研修(高1・2)を実施しているほか、1年間の単位認定留学に加え、3か月のオーストラリア短期留学も用意しています。

 理科教育の説明もありました。電子黒板やタブレットを活用した授業を数多く行い、課題発見力・課題解決力を養成しているそうです。また、実験室に「サイエンスパーク」を設置。実験器具や元素模型などを並べて、生徒が自由に触れられるようにしているとのこと。杉山先生は「見て、触れることで知的好奇心を刺激し、自然科学への興味を喚起しています」と述べました。

 最後は、入試募集対策室長である和田吉弘先生から、2019年度入試の説明がありました。一般入試は今年度と同様に、2科または4科の「スーパー型特待入試」、英語・算数のいずれか1科目で受験する「得意型特待入試」、記述式総合問題による「思考力型特待入試」、国語基礎+算数基礎または国語基礎+英語のいずれかを選択する「チャレンジ型入試」の4種類が実施されます。また、今年度より設けられた3年間の授業料を免除する特待生制度も、引き続き選考があることが伝えられました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真
人工芝のグラウンド、25mの屋内プール(6コース)など、施設も充実。日本の伝統文化教育も行われ、広々とした100畳敷の和室で礼法や茶道、箏曲などを学びます

http://js.jumonji-u.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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