受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

聖光学院中学校

2018年6月15日(金)

スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定によって、新たな教育の拡充を図る

 愛と奉仕の精神を尊重し、中高一貫教育の下に、社会に貢献できる健全で有為な人材を育成する聖光学院中学校・高等学校。「紳士たれ」をモットーとし、礼儀を重んじ、学力面ばかりでなく、強い意志と弱者をいたわる思いやりの心も育んでいます。

 説明会で校長の工藤誠一先生は、同校が昨年度からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けていることを紹介しました。指定に際しては、中3~高2を対象に「探究」というゼミ形式の授業を導入しました。この授業の目的は、課題を発見する力、研究する力、データを駆使して問題を解決する力を育てることにあります。たとえば、中3の探究の授業の「デザイン思考」では、「学校生活のなかにある問題点」をテーマに、仲間と一緒に解決策を考えさせることで、チームビルディングのスキルを高めているそうです。また、高1・2では、探究の授業のなかで取り組んだ研究成果について、多くの聴衆の前でプレゼンテーションする機会もあり、表現力を養成しているとのこと。これを踏まえて、工藤先生は「『探究』の授業を通じて、一人ひとりの科学的な思考力を高めていきます。それが、変化の激しいこれからの時代において、リーダーシップを存分に発揮して他者に尽くす人材を育成することにつながります」と語りました。

 続いて、力を入れている英語教育や国際理解教育の話題に移りました。校内にWi−Fi環境を整え、ノートパソコンを活用したオンライン英会話を導入し、積極的な発話を促して語学力を高めています。海外研修については、カナダやニュージーランドへの希望制のホームステイなどに加え、SSHの活動の一環として、中3~高2を対象にマレーシアの大学とシンガポールの工科大学で学ぶ短期研修旅行も実施。そこでは英語によるプレゼンテーションにも挑戦させているそうです。

 さらに、教養を高めることを目的とした「聖光塾」という取り組みを行っているのも同校の特色の一つ。そこでは、外部からの特別講師も招いて、大学で学ぶようなアカデミックな内容をふんだんに盛り込みながら、生徒の知的好奇心を大いに刺激しています。また、「聖光塾」のプログラムのなかにも、アメリカのシリコンバレーに拠点を置くIT企業を訪問するプログラムを設けているとのことです。

 このように、同校では、学問や職業に対する興味・関心を引き出す体験の場を数多く設けて、生徒一人ひとりに自分の将来を強くイメージさせています。最後に、「生徒たちには勉強以外にも、多彩な体験を積み重ねてもらいたいという思いから、校外活動への参加を奨励し、その日は公欠と認めています」と話した工藤先生は、「本校の6年間で、自分の進路を自分で切り開く力を培ってほしいと思います。また、新しい時代を強く生き抜くたくましさに加えて、慈しみの心を持って人に接することのできる人間へと成長することを願っています」と結びました。

イメージ写真
2014年11月に完成した校舎は、JR山手駅から徒歩約8分の立地。人工芝のグラウンドや二つの体育館、屋外プールといったスポーツ施設も充実しています

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