受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

鷗友学園女子中学校

2018年6月26日(火)

能動的な学びを活性化するため、より質の高い学びをめざす

 校訓に「慈愛(あい)と誠実(まこと)と創造」を掲げる鷗友学園女子中学校。説明会で校長の大井正智先生は、同校が東京府立第一高等女学校(現在の都立白鷗高校)の校長を務めた市川源三の教え子たちによって設立された歴史を紹介しながら、「本校は、市川源三の『女性である前にまず一人の人間であれ』『社会の中で自分の能力を最大限発揮して活躍する女性になれ』という教育理念を受け継いだ学校です」と話しました。

 続けて「本校は国際社会で必要とされる語学力・思考力・表現力・協働力を高める教育を行っています」と強調したうえで、今年の卒業生代表のスピーチの様子を動画で紹介。しっかりと自分の考えを発信する姿から、同校がめざす教育を垣間見ることができました。加えて、卒業生の保護者の「娘は鷗友で、自分で人生を切り開く力を身につけることができました」というコメントも紹介した大井先生は、「これからも、一人ひとりの主体性を育む教育を実践していきます」と語りました。

 次に、入試広報部長の若井由佳先生より、学校生活全般についての説明がありました。「仲を深めやすくなるように、中1は入学当初、1クラス約30名程度の少人数編成にしている」とのことで、さらに3日に1度は席替えも行い、物理的に距離を縮めることによって、すぐにクラスメートと打ち解けられるような工夫をしています。また、中1・2は専門の講師からアサーション・トレーニングを受けて、上手に自己主張する方法を学ぶことで、より良い人間関係を築いているとのことです。

 一方、英語教育については、中1からオールイングリッシュの授業が行われるのが特徴です。日本語を介さないことで、英語を英語のまま理解する力を育てます。また、国際理解教育については、研修、交流会など多種多様なプログラムを用意。たとえば、「英語ディベート講習会」(中3~高3)では、外国人講師を招いてディベートの基本的なルールや情報収集の手法も学びます。このほか、「イェール大学研修」では、アメリカのイェール大学のキャンパスで現地語学学校の授業を受け、同大学やハーバード大学の学生と交流を図ったり、ディスカッションしたりするそうです。

 次に、学習指導統括部長の福井守明先生が、近年力を入れているアクティブ・ラーニングやICT教育を説明しました。各教科でグループワークを取り入れた授業を数多く行い、プレゼンテーションにも取り組ませています。こうした授業をより効果的に進めるツールとして活用しているのが、ICTです。全教室にプロジェクターを設置し、Wi-Fi環境を整備。教員はタブレットを授業に活用しています。これをさらに拡充するために、今年度から高校生を対象にBYOD(Bring Your Own Device)をスタートさせました。従来、生徒が授業で使う端末はパソコン室などから借りてきたものに限られていましたが、その制約をはずして、生徒一人ひとりが個人所有する端末を授業で積極的に使おうというものです。福井先生は「使い慣れているスマートフォンやタブレット、パソコンを学校に持ち込み、授業などに活用することで、学びの質が向上することを期待しています」と語りました。

 最後に中学入試の説明がありました。教頭の大内まどか先生は問題の傾向について、「国語は、漢字の書き取り以外はすべて記述式」「算数は、途中式や筆算まで採点対象とする」「社会は、地理や歴史と時事の融合問題なども出題する」「理科は、グラフの問題が多い」と説明したうえで、「どの教科も正解への道筋をていねいチェックするので、単なる暗記ではなく、しっかりと理解を深める学習を心がけてください」とのアドバイスを送りました。

イメージ写真
今春の卒業生について、現役大学進学者の進路の内訳は、人文科学系が約26%、社会科学系が約30%、自然科学系が約44%という結果でした

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