受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

富士見中学校

2018年6月30日(土)

自己肯定感を育み、向上心を引き出す教育の徹底

 富士見中学校は、「純真・勤勉・着実」を建学の精神とする伝統ある女子進学校です。2014年から行われてきた校舎の建て替えも、今年7月の図書館棟の完成によってすべての工事が終わりました。

 あいさつに立った校長の板倉清先生は「教育目標の『社会貢献のできる自立した女性の育成』を実現するため、本校では進路指導、学習指導、人間教育の3分野を学年に合わせてバランス良くプログラムしています」と話し、それぞれの分野について説明しました。

 「進路指導」においては、自己肯定感を育むことを重視。「『失敗を恐れずに、たくさん挑戦してほしい』と生徒たちに伝えています。『自分は自分でいい。失敗は次に生かそう』という自己肯定感を高める指導を行ってきました」と強調します。

 「学習指導」については、探究学習を重視している点を紹介。年間150回を超える理科実験のほか、模擬裁判などを行って、生徒たちの興味・関心を引き出しています。板倉先生は「進路指導と学習指導が車の両輪となるようにプログラムを整えていますが、その原動力となるのは生徒自身の前向きな向上心だと考えています」と述べました。

 そして、向上心を生み出すのが「人間教育」です。部活動や学校行事も大切な教育の場と考え、生徒に積極的な参加を呼び掛けています。生徒もそれに応えて主体的に取り組み、自主性やコミュニケーション力を養っています。そのうえでボランティア活動や、リーダーとフォロワーが課題ごとに入れ替わる協働プログラムなどにも参加。他者との触れ合いを通じて自己を見つめ、「自分にとって得意なことや、足りないものは何か」を考えさせています。

 このほかグローバル教育についても説明がありました。希望制のホームステイや留学制度だけではなく、海外からの留学生との交流会や、英語で行う留学体験の報告会など、生徒全員が体験できる日常的なグローバル教育も行って、語学力向上へのモチベーションアップにつなげているそうです。板倉先生は「これからも、2020年度以降に導入される大学入学共通テストを見据えながら、国際社会で求められる思考力や語学力を養う教育環境の整備に、力を入れて取り組んでいきます」と結びました。

 続いて、教育研究部の田邊雅義先生から、探究学習の説明がありました。「課題の設定」「情報の収集」「整理・分析」「まとめ・表現」「振り返り」という5つのプロセスに沿って展開される探究学習では、課題発見・解決力や、表現力を養成します。たとえば、中1では、理科の実験について、その手順から自分で考える授業があります。こうした主体的な学びを重ねていき、中3では卒業研究に取り組んでレポートをまとめたうえで、プレゼンテーションにも挑戦するとのことです。

 最後に、2019年度入試の説明もありました。試験はこれまでと同様に、2月1日午前、2日午前、3日午前の計3回行います。変更点として、web出願の期間が早まり、1月10日から(18年度は20日から)の受け付けとなることが伝えられました。

イメージ写真
2020年4月21日に迎える創立80周年の記念事業として、校舎の建て替えを行ってきた同校。7月の図書館棟の竣工によって、すべての工事が完了しました

http://www.fujimi.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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