受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

桐光学園中学校

2018年7月10日(火)

生涯にわたって学び続ける次世代のリーダーを育成

 1978年に男子校として出発し、1991年に女子部を開設した桐光学園。校舎を男子と女子に分けて授業を行う「男女別学教育」によって、それぞれの特性を生かした指導を実践しています。

 説明会の冒頭で、校長の村上冬樹先生は「次世代の新しいリーダー、真の人格者を育成する」という教育方針を紹介しました。「次世代の新しいリーダー」を「学び続ける人」、「真の人格者」を「自立して社会と調和する人」と置き換えた村上先生は、「本校がめざすのは、将来、社会の中核を担う生徒たちを、それぞれの生きるステージにおいて、人類社会発展のために生涯にわたって学び続ける人材に育てることです」と話しました。

 同校の最大の特色である「男女別学教育」については、「成長曲線が異なる男女では、学習効果の違いがあります」と説明。それぞれに即した適切な教科教育を実践しています。その一方で、学校行事やクラブ、生徒会などでは男女が協力して活動。別学と共学の両方の良さを取り入れた、きめ細やかな指導を行っています。

 そして、入学してほしい生徒像(アドミッションポリシー)として、「仲間と共に多くの経験をしたい人」「国内外の大学への進学を希望し、そのために学びたい人」「好奇心が旺盛で、いろいろなことにチャレンジしたい人」の三つを紹介した村上先生は、「多様な生徒たちが、多様な体験を通じて、大きく成長できる教育環境を整えています」と結びました。

 続いて、入試対策部長の三浦敏行先生から、学園生活についての説明がありました。広大な敷地内には、スタンド付きのグラウンドや野球場などのスポーツ施設のほか、図書館や食堂などが入った20周年記念館、各種特別教室などの施設・設備が充実しています。

 教員数については全部で204人にも上り、そのうち専任教員は169人で、生徒一人ひとりをきめ細かくサポートしています。中学の1学年のクラス編成は、男子は6クラス、女子は4クラスとなっており、各クラスを2名の担任がまとめる「2人担人制」を採用。そのうえで女子のクラスには、必ず1人は女性教員を配置し、6年間持ち上がりの担任教員20人が、ていねいに指導しています。

 学習面では、授業以外の学びの場が数多く設けられているのも特徴で、たとえば放課後の「通常講習」は、中学では成績上位者に対する指名制で、高校では希望者対象で行い、生徒の主体的な学びを促しています。このほか、土曜日の4時限には、知的好奇心や探究心を刺激する「土曜ユニーク講習」や、さまざまな学問分野で活躍している大学教授を招いての「大学訪問授業」も実施。生徒たちの興味・関心の幅を広げて、自分の将来を強くイメージさせながら、学習に対する意欲を高めています。

 また、三浦先生は、近年力を入れている取り組みを「アイ・グロ・レボリューション」として紹介。「アイ」はICT教育のことで、2020年度以降に導入される大学入学共通テストで求められる課題発見・解決力などを養うため、今年度から高1でノートパソコンを活用した授業が始まりました。そして、「グロ」はグローバリゼーションのことで、英語の外部検定試験の必須化や、ニュージーランド・ターム留学制度を新たに導入したそうです。このほか、ネイティブ講師による宿泊型研修「イマージョン・スクール」(中2・3)、寮で生活をしながら語学・文化研修を受ける「イートンカレッジ・サマースクール」(高1・2)、「ケンブリッジ大学リーダーズ研修」(中3・高1)といったプログラムを紹介。「本校は実践的な語学力向上の場を数多く用意しています」と強調しました。

イメージ写真
国公立大学・難関私立大学への高い合格実績を誇る進学校としてだけでなく、サッカー部や野球部からはプロ選手を数多く輩出するなど、スポーツの名門校としても知られています

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