受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

都立武蔵高等学校附属中学校

2018年7月12日(木)

国際社会に貢献できる知性豊かなリーダーを育成する

 2008年に開校した都立武蔵高等学校附属中学校は、高校の前身である東京府立第十三高等女学校の設置から数えて78年の歴史を持つ伝統校です。教育目標に「豊かな知性と感性」「健康な心と体」「向上進取の精神」の三つを掲げて、国際社会に貢献できる知性豊かなリーダーの育成に努めています。

 都立の中高一貫教育校には、高校にあたる後期課程からの募集のない「中等教育学校」と、高校募集のある「併設型」の2種類がありますが、同校は高校募集が行われる「併設型」で、高校で2クラス分の生徒が入学します。武蔵野スイングホールで開かれた説明会で、統括校長の高橋豊先生は、「学習面はもちろん学校行事や部活動 などを通して、中入生と高入生がお互いに切磋琢磨して高め合う土壌が息づいていることが、本校の特色の一つです」と説明しました。

 中学のカリキュラムについては、6年間を見通した体系的な学習で、主要教科をバランス良く学ぶことを重視しています。発展的な学習にも取り組みながら、英語と数学は習熟度別授業で、国語は少人数制授業で理解を深めているのも特徴です。

 高校では、高1のみ中入生と高入生が別クラス編成となり、高入生は「数学Ⅰ」が、中入生は「コミュニケーション英語Ⅰ」が1時間多く設定されています。また、東京都の英語教育推進校でもある同校では、海外の英会話講師と30分間マンツーマンで行う「オンライン英会話」も導入し、生徒の積極的な発話を促しています。高橋先生は、「毎日の授業を大切にして基礎基本を徹底する一方、教科横断的な学びも実践しています。現在の高1の98.5%が国公立大学への進学を希望している状況からもわかるように、難関大学の入試に対応できるハイレベルな学習に取り組んでいます」と語ります。

 希望進路別のコースに分かれるのは高3からですが、キャリアデザインを柱とした進路指導を中1から行っています。中学ではポートフォリオ(学習履歴ファイル)を活用して自己分析を進め、将来の目標について考える機会を用意しています。加えて高校では、「大学出張授業」「チューター講習」「医学部志望者説明会」などが行われ、生徒の興味・関心の幅を広げています。「主体的・対話的で深い学びを重視した指導体制を築き、生徒一人ひとりの進路実現に向けてサポートを進めています」と高橋先生は強調しました。

 続いて、同校独自の教育活動「地球学」の説明がありました。これは、中1・2で地球規模の環境問題や社会問題を詳しく学んだうえで、中3で卒業研究として、各自で設定したテーマに基づいて論文を作成し、発表するというもの。高橋先生は「こうした学習を通じて、生徒たちは思考力・判断力・表現力に磨きをかけています。今後も2020年度以降に導入される大学入学共通テストを見据えながら、教育環境を整えていきます」と語りました。

 最後に高橋先生は、適性検査について、「小学校の学びを大切にしましょう。また、新聞やエッセイを読んで要旨をまとめるようにしてください。そのうえで、自分の意見や提言も書くことでデータ分析力や表現力、探究力を培ってほしいと思います」といったアドバイスが伝えられました。

イメージ写真
さまざまな学術系オリンピックにも積極的に出場し、国際大会での実績も豊富です。部活動も盛んで、複数の部活を兼部する生徒も多く、加入率は中学で105%です

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