受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

女子聖学院中学校

2018年7月5日(木)

一人ひとりを大切にした人間教育を展開し、「共に生きる」力を養う

 1905年に米国プロテスタント教会の女性宣教師によって設立された女子聖学院は、「生徒一人ひとりに神さまからかけがえのない賜物が与えられている」というキリスト教の教えに基づく教育を実践しています。

 あいさつに立った校長の山口博先生は、「女子聖学院は一人ひとりを大切に育てる学校です。そして、人と人とのつながりが、人生で最も重要なことだと考えています」と話しました。そんな同校の1日はチャペルでの礼拝から始まります。聖書を基準とした毎日の生活を通じて「自分がいかに愛されているかを知り、自己肯定感が高まる」と語った山口先生は、「113年の歴史を持つ本校には、年齢を重ねても生き生きと輝く卒業生がたくさんいます。ぜひ皆さんのお嬢様も続いていただければと思います」と結びました。

 次に「女子聖学院が大切にしていること」というテーマで、同校が実践している人間教育について副校長の木村徹朗先生が説明しました。「人とつながる力、人と手を取り合って何かを実現する力、つまり人間力こそが、重要であると考えています」と述べました。こうした考えの下、同校は自己肯定感を高める毎日の礼拝に加えて、成長を大きく促す学校行事も重視して、生徒が主体的にかかわることを大切にしているとのこと。行事のなかで、特に盛り上がるのは中学の合唱コンクールや、学年対抗の運動会で、「一生懸命に取り組む生徒たちは、揺るぎない信頼関係を育み、他者への開かれた心を培っています。そして『どうしたら自分の属するグループに貢献できるか』を考えられるようにもなります」と語りました。

 続いて、教頭・進路指導部長の塚原隆行先生が「入って伸びる女子聖学院」と題して、学力向上に向けた取り組みや進路指導について紹介しました。英語については、週7コマのうち5コマを「スペシャル・アドバンストクラス(帰国生・既習者対象)」と「スタンダードクラス(通常クラス)」に分けて授業を行い、それぞれのレベルに合わせて語学力を磨きます。高校では、「クリエイティブ・ライティング」(高2・3)など、少人数で授業を受けられる習熟度別の選択科目が用意されています。さらに、中2・3ではレシテーションコンテストを、高1~3では、みずから原稿を作成して発表するスピーチコンテストを実施するなど、人前で英語を話す機会も数多く設けています。

 このほか学習面では、放課後のクラブ活動終了後も20時まで利用できる、チューター常駐の自習室「JSGラーニングセンター」が、意欲的な生徒をサポートしています。さらに、全学年を対象とした無料の課外講座「JSG特別講座」を前期・夏休み・後期の年3回開講するなど、きめ細かい指導を徹底。塚原先生は「大学の一般入試に向けた学力をじっくりと伸ばしつつ、一人ひとりの成長と強みを生かした推薦入試での合格も選択肢に入れられるように、対策を強化していきます」と述べました。

 最後に、広報室長の佐々木恵先生より、中学入試についての説明がありました。2019年度は、これまで2月5日午前に実施されていた第5回入試が、2月4日午後に繰り上げられ、2科・4科選択制から2科のみとなります。さらに、2月2日午前に「アサーティブ入試」を新設。思考力を問う問題やグループディスカッションなどが課されるとのことです。佐々木先生は「本校は、自分の思いを自分のことばで語ることのできる“Be a Messenger”を育てる学校です。多様な入試を経て入ってくる生徒を迎えることで校内が活性化し、より一層『共に生きる』精神が培われることを期待しています」と締めくくりました。

イメージ写真
都心にありながら緑豊かな環境。南向きの明るいHR教室が並ぶ本館、3階建ての体育館、パイプオルガンを備えたチャペルなど、施設も充実しています

http://www.joshiseigakuin.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ