受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

市川中学校

2018年7月16日(月・祝)

生涯にわたって学び続ける姿勢を育む教育を実践

 昨年、創立80周年を迎えた市川中学校・高等学校。個性の尊重と自主自立を教育理念とする同校では、「独自無双の人間観」「よく見れば精神」「第三教育」の三つを柱に、日々の教育活動を行っています。説明会の冒頭で広報部長の高田敏行先生は、「本校は個性を尊ぶ『独自無双の人間観』と、教員が生徒一人ひとりに目を配る『よく見れば精神』という考えの下で、主体的な学びを促す教育を実践しています」と語りました。

 そして、「第三教育」とは、家庭における「第一教育」、学校における「第二教育」に対し、「自分で自分を教育する」ことです。「社会貢献するためには、向上心を持って新しい知識の補充に努めなければなりません。そんな生涯続く学びの姿勢を、本校はとても大切にしています」という高田先生のことばどおり、生徒たちは、約12万冊の蔵書があり、新書や洋書を豊富にそろえた「第三教育センター」という名前の図書館を積極的に利用しているそうです。

 続いて、「ALICEプロジェクト」(Active Learning for Ichikawa Creative Education)の説明がありました。これは、グローバル社会で必要となる思考力、表現力、コミュニケーション力を養成するためのプログラムです。主に英語や社会の授業において、タブレットや電子黒板などのICT機器を用いたアクティブ・ラーニングを展開し、生徒は双方向のやり取りなどを通じて、主体的に授業にかかわっていきます。たとえば英語では、自分のスピーチをタブレットで撮影して振り返り、みずから改善していくという授業があります。高田先生は、「そうした授業を通じて得た発見・気づきなど、自分で能動的に獲得したものは、深く記憶に残ります。与えられたものを暗記するだけの受け身型の授業よりも、知識の定着率が高いはずです」と話しました。

 このほかにも、能動的な学習姿勢を養う場が数多く設けられています。たとえば、各界の第一線で活躍する著名人を招いて行う「土曜講座」、少人数で教科横断型の講義を受ける「LA(リベラルアーツ)ゼミ」、医学の道を志す生徒を対象とした「医進ゼミ」などを実施し、生徒の学問に対する興味・関心の幅を広げています。加えて、哲学や社会科学の古典に触れる対話型セミナーの「市川アカデメイア」では、生徒間のディスカッションを促して、対話しながら学ぶことの楽しさを体感させています。

 一方、国際理解教育にも力を入れています。カリフォルニア大学より学生を招き、彼らと英語で討論を行う校内研修(エンパワーメントプログラム)のほかに、カナダ・ニュージーランドでのホームステイや、アメリカ・ダートマスカレッジでのグローバルリーダー研修を実施。加えて、イギリスで行う研修もあり、ケンブリッジ大学やオックスフォード大学で講義を受けるプログラムや、イートン校の教育を体験するサマースクールなどを用意して、参加した生徒たちの視野を広げています。

 最後に中学入試の説明がありました。2019年度の一般入試については大きな変更はなく、1月20日午前に幕張メッセ国際展示場で第1回(4科)が、2月4日午前に本校会場で第2回(4科)が行われます。第1回については、国語・算数・英語Ⅰ(ライティング)・英語Ⅱ(英検®準1級程度)で選抜する英語選択入試も実施されます。この合格者は入学後に、帰国生対象の英語特別授業に参加することが可能です。また、12月2日の帰国生入試の試験科目について、英語Ⅰ(リスニングとライティング)・英語Ⅱ(英検®準1級程度)・国語・算数で選抜することが伝えられました。なお、1月20日の帰国生入試は一般入試と同じ4科です。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真
説明会と同時に、小学6年生を対象とした体験授業も実施。理科では色のついた液体を無色にする実験が、英語では単語カードをつなげて短文を作る授業が行われました

http://www.ichigaku.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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