受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

栄光学園中学校

2018年7月4日(水)

神に与えられた能力を伸ばすため、 主体的な学習姿勢を育む

 カトリック教会の修道会の一つであるイエズス会によって1947年に設立された栄光学園中学校・高等学校。「生徒一人ひとりが神から与えられた能力を十全に伸ばし、社会に貢献する人間に成長するように助けること」を教育理念に掲げ、日々の教育活動を行っています。

 横浜・はまぎんホールで行われた説明会で、校長の望月伸一郎先生は、「生徒たちは学校生活のなかで、自分の得意な分野において優れた成果をあげること、すなわち卓越性が求められます。しかし、それは他者と比較することや、絶対的基準による進歩の度合いを測ることで得られるものではありません」と語りました。そのうえで、「本校での学びを通じて、体験したことを内省しつつ、みずから課題を見いだし、自分の力で自分の可能性を最大限に伸ばすことが何より大切です。そんな自主性を育むのが、本校の教育です」と述べました。

 また、人に代わって人工知能(AI)が多くの仕事を担うといわれている将来についても触れた望月先生は、「そんな時代には、他者とのかかわり合いのなかで『交渉する』『想定外の事態に対応する』ことができる人間性が求められます。それは与えられた課題をこなしていくだけでは身につきません。本校は自然に恵まれた立地にありますから、花、木、虫といった“一次情報”に直接触れて、五感をフルに使い、考えてほしいのです。そうすれば、AIには持つことができない感性や柔軟性が養われるのではないでしょうか。そんな環境の下で、何事にも主体的に取り組む生徒たちの成長を見守り続けていきます」と話しました。

学ぶ楽しさを伝えて、 自学自習の姿勢を確立する

 次に、英語教育について、英語科の林真理子先生より説明がありました。その特徴は、ペアワークや歌を取り入れた授業など、生徒が楽しく取り組めるようにしている点です。また、英語でのプレゼンテーションにも積極的に挑戦させて、英語によって思考する訓練も積ませています。さらに、家庭学習においては、その日の授業の復習を必ずノート1ページ分以上は取り組ませて、自学自習の習慣形成につなげています。林先生は、「これまで培ってきたノウハウを発展させながら、英語の4技能をバランス良く伸ばし、2020年度以降に導入される大学入学共通テストに対応できる力を育んでいきます」と強調しました。

 続いて、数学科の古賀慎二先生が、数学の教育内容を紹介。「本校は教員の『個』を大切にしており、それぞれの指導法で責任を持って授業を進めています。また、生徒の知的好奇心を喚起するように、中学段階でも高度で発展的な題材を数多く扱っています」とのことです。加えて、「他者へ物事を伝える」をテーマに、生徒が先生役になって、クラスメートを指導することもあるそうです。「他人に教えることで、より理解が深まりますし、仲間とのコミュニケーションを通して、伝える力と表現力も磨かれます」と話しました。

イメージ写真
木の香りとぬくもりにあふれる新校舎は昨年4月に完成。設計監修は同校OBの隈研吾氏です。南棟のグラウンド側は全面ガラス張りで、目の前には広大なグラウンドと豊かな緑が広がります

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