受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

三輪田学園中学校

2018年9月4日(火)

基礎・基本を徹底するきめ細かな学びを実践。近年は医療系進学者も増加

 教育理念に「徳才兼備」を掲げる三輪田学園は、1887年の開校以来、誠実で才気あふれる女性の育成に努めています。2015年からは隣接する法政大学と高大連携協定を結び、交流を深めて、互いに教育プログラムの充実を図っています。

 あいさつに立った校長の吉田珠美先生は、「本校は、40年以上続く伝統の読書教育や、生徒の興味・関心を引き出す授業によって、『学び続ける力』『論理的思考力』を高めています」と語りました。そのうえで、「学校行事やクラブ活動も人間教育の場としてとらえ、生徒に積極的な参加を呼び掛け、一人ひとりの『リーダーシップとフォロワーシップ』『対話する力と共感する力』『確かな職業観に基づく人生設計力』に磨きをかけています」と強調しました。

 このほか、ICT教育を推進し、中1~高1では1人1台のタブレットを導入して、課題発見・解決力を培う授業を数多く行っているほか、校舎のそばを流れる「皇居外濠」の水質再生活動に、法政大学の教授や学生と一緒に参加していることにも触れた吉田先生は「表現力や学問に対する探究心を高める機会を通じて、みずからの可能性を探してほしいと思います。今後も、他者や社会と『つながる力』を備えた女性の育成に励んでいきます」と結びました。

 次に、中学1年生の担任である安田智昭先生が「中学1年生の育て方」をテーマに説明しました。現在の中1は5クラス編成で、中1の段階では、「安定した人間関係を築き、規則正しい生活習慣と学習習慣を身につけることに注力している」そうです。そのために同校では、昼食をともにする「班」を頻繁に入れ替えて、クラス内の交友関係を円滑にしたり、スケジュール手帳の書き方を定期的に指導して自己管理力を高めたりして、学園生活がスムーズに送れるように促しています。安田先生は「当たり前のことを、当たり前にこなせることが大切です。基礎基本を徹底することは、その後の大きな飛躍につながります。教育とは、生徒の未来に誠実に向き合うことであると考え、愛情を持って日々の指導を行っています」と話しました。

 続いて、中学教頭の湯原弘子先生が、英語教育のほか、思考力や記述力を高める取り組みを紹介しました。英語教育については、オンライン英会話学習を導入しているほか、イングリッシュキャンプ、レシテーションコンテストなど、人前で英語を使う機会を幅広く用意しています。これによって、実践的な語学力に磨きをかける意欲を喚起された生徒たちは、外部の英語の検定試験に積極的に挑戦しているとのこと。希望者を対象に、カナダ語学研修やオーストラリア留学など、国際理解プログラムも用意しています。

 一方、思考力や記述力の養成については、たとえば、理科では中学3年間で実験・観察の授業を約100回程度行っており、レポートを作成させています。校内に備えたプラネタリウムを利用した地学の授業が実施されるのも大きな特徴です。また、中3では「自立学習者」をめざして、卒業論文の執筆や職業調べに取り組み、視野を広げています。さらに、「個別進路指導も行っているほか、近年の医療系進学者の増加に伴い、小論文や面接対策もていねいに指導しています」とのことです。

イメージ写真
蔵書約5万3000冊の図書館のほか、物理・化学・生物・地学の実験室がそろう理科フロア、床暖房完備の温水プールなど、施設も充実しています

http://www.miwada.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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