受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

東京純心女子中学校

2018年9月5日(水)

聖母マリアのように賢く、優しく、勇気と行動力に恵まれた女性を育成するカトリック校

 東京・八王子市の豊かな自然を臨む高台に建つ東京純心女子中学校・高等学校は、「叡智」「真心」「貢献」を教育目標とするカトリック校です。1964年の開校以来、生徒一人ひとりに寄り添ったきめ細やかな指導で、他者を慈しみ、苦労を厭わずに知恵と勇気を持って困難に立ち向かっていける女性の育成をめざしています。

 校長の松下みどり先生は、同校の建学の精神について「創立者のシスター・江角ヤスは、生徒一人ひとりを、敬愛する聖母マリアのように賢く、優しく、勇気と行動力に恵まれた女性として育てようとしました。こうした考えが、現在も本校の教育の柱となっています」と話しました。そのうえで、「本校は、主体的に物事を考える力を育む探究型学習と、その力を世界のどんな場所でも発揮できるように、英語教育に注力してきました。加えて、学校行事やボランティア活動への参加も大切な人間教育の場ととらえ、周囲と協調する大切さや、社会貢献の在り方を深く考えさせるのも本校の教育です」と語りました。

 続いて、学習内容と進路指導については、入試広報部の星島三智子先生より説明がありました。まず、中学の学習については「基礎学力の保証」「探究型学習」「英語教育」の三つを重視。基礎学力の保証については、中1から英語や数学で習熟度別授業を展開し、中2で基礎学力試験を実施して、学力の定着度を確認します。一定の基準に達していない生徒に対しては、中1・2では指名制補習、中3では希望制による補習を行っているとのことです。

 探究型学習は、約11万3400冊という蔵書数を誇る二つの図書館を利用し、能動的に取り組む学習を、国語・社会・音楽・家庭科などの教科と協働して、生徒の興味・関心を引き出しています。そして、英語教育は、洋書の多読をはじめ、グループでディスカッションする機会も数多く取り入れて、4技能をバランス良く磨いているのが特徴です。

 進路指導については、社会的に活躍した女性について調べ・発表する学習に取り組むほか、NPO法人で働く方へのインタビューや、保護者・卒業生による職業ガイダンスなどを通じて、確かな職業観・勤労観を培っています。

 また、高校では、国公立・私立大学はもちろんのこと、看護医療系や芸術系などの多様な進路や受験に対応できる実力を身につける「叡智探究セレクトデザイン」と、難関国公立大学・難関私立大学を視野に主要教科の実力をしっかりと身につけていく「叡智探究特進プログラム」という選択制のカリキュラムを導入。このほかに、今年度から高1では、国語・数学・英語の3教科において、習熟度授業をさらに徹底したSクラス(最上位層少数精鋭クラス)を設置。より高い確かな学力をつけるために、教材・授業内容・進度・試験・補習などSクラス独自で行います。星島先生は「基礎学力をこれまで以上に高めるとともに、新しい大学入試にも対応する環境が整いました」と話しました。

 2019年度入試の説明もありました。入試は全部で7つあり、このうち、教科の基本的な知識が問われる従来型の入試で選抜するのが、1日午前(2科4科選択)、1日午後(2科)、2日午前(2科4科選択)、2日午後(2科)の4つです。一方、公立中高一貫校型の適性検査で選抜するのが1日適性検査型(1日午前)と2日適性検査型(2日午前)です。このほか、3日午後には、筆記試験と「自己アピール作文」「対話(面接)」によって「聴く力・書く力」など、コミュニケーション能力を見る「タラント発見・発掘」入試が行われます。また、2日午前とタラント発見・発掘型を除いた5回で、授業料免除特待生の選抜があります。

 そして、説明会の最後に、2017年に初めて実施したターム留学に参加した2人の生徒が登場。学年の希望者から選抜されたこの2人は、姉妹校のオーストラリア・シドニーのキャロライン・チザム校で学んだ日々のほか、ホームステイ先のホストファミリーとの交流についても、流暢な英語を交えて語ってくれました。

イメージ写真
学校のシンボルでもある聖堂。厳かで穏やかな空気が満ちた空間は、生徒たちの心の拠りどころにもなっています

http://www.t-junshin.ac.jp/jhs/ 別ウィンドウが開きます。

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