受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

早稲田佐賀中学校

2018年9月15日(土)

早稲田大学の精神を根底に、人間力のあるグローバルリーダーを育成

 2010年、早稲田大学の7番目の附属・系属校として、佐賀県唐津市に開校した早稲田佐賀中学校・高等学校。早稲田大学の建学の精神を根底に、確かな学力と豊かな人間性を兼ね備えたグローバルリーダーの育成をめざしています。2018年度の卒業生については、約6割が早稲田大学へ進学したほか、東大に3名、医学部医学科に38名の合格者を輩出しました。

 代々木ゼミナール国際教育センター(代々木)で行われた説明会には、教頭の覚前宏道先生が登壇。最初に、佐賀県は早稲田大学創立者・大隈重信の出身地で、唐津市は早稲田大学第二代学長の天野為之や、理工学部創設者の竹内明太郎ゆかりの地であることを説明しました。そして、学校の周辺環境について「歴史と文化が息づく活気あふれる城下町で、唐津城に隣接するキャンパスからは、玄界灘が見下ろせます。東京からのアクセスは福岡空港が便利で、空港からは車で約60分、電車では約80分です」と紹介しました。

 早稲田大学への推薦については、高3の240名に対し、13ある学部にそれぞれ10名ずつ、合計130名の推薦枠があります。覚前先生は「九州という土地柄、地元に近い国公立大や医学部をめざしている生徒が多く、枠を使い切らない学部もあります。このため、学年全体の上位75%程度の成績が取れていれば、早稲田大学への推薦入学がかなう結果となっています。早稲田大学の系属校ではありますが、九州での評価は進学校という位置付けです」と話しました。

 ちなみに、一般入試での大学進学を希望する生徒に向けては、難関大受験クラスを設置していますが、高3で早稲田大学への被推薦権を失うクラスなので、高2の秋までに受験への決意を固める必要があるとのこと。今年度の高3は37名が退路を断って、他大学進学をめざしているそうです。

 次に、教育内容の紹介です。学習面では、6年間を2年ごとの3ステージに分けた独自のカリキュラムを導入。中2までに中学内容をほぼ学び終える先取り学習となりますが、ゆっくりとていねいに授業を進められるように、月3回の土曜授業と月・水曜に7時限授業を行うなど、十分な授業時間数を確保しています。

 英語教育やグローバル教育にも力を入れています。たとえば、中1・2では大手英語教室の講師による少人数英会話授業を週1コマ実施しているほか、オンライン英会話を導入して、実践的な語学力を磨いています。また、フィリピン・セブ島語学研修(中3)、オーストラリアへのターム留学(高1)、シンガポール交換留学(高2)といったプログラムも用意しています。

 このほか、将来を強く意識させるキャリア教育も数多く設けており、在校生の保護者が講師を務める職業講演会「フロンティアセミナー in WASEDASAGA」や職場体験学習(ともに中2)のほか、進路講演会(高1)、早稲田大学学部説明会(高2)などを行って、一人ひとりの職業観を養っています。

 続いて、寮生活をまとめた動画が上映されました。同校では全国から生徒が集まり、全校生徒の6割程度が、校舎から徒歩12分の立地にある附設寮・八太郎館で生活しています。そのうち、関東からは115名、海外からは11名の生徒が含まれているとのこと。このほか、集団学習室、補習や発展的内容を扱うドミトリースクール、管理栄養士による地産地消にこだわった食事、地域の人たちと交流する姿など、寮生活を映像とともに紹介した覚前先生は「高1までは4人部屋で、高2から個室となります。相部屋なので、ときには小さなもめ事も起こりますが、共同生活を通して自己管理力が培われ、思いやりの心も育ち、得るものは大きいと思います。寮専門の教員をはじめ、多くのスタッフが生徒をしっかりと支えているので、ご安心ください」と語りました。

 2019年度の首都圏入試については、1月13日と2月5日に行われ、会場は両日とも早稲田大学早稲田キャンパスとなります。募集人員は九州入試が約80名、首都圏・名古屋入試が約40名となっています。

イメージ写真
美しい海と緑に囲まれた学習環境。部活動も盛んで、野球部の甲子園出場や弓道部の中学全国大会優勝など、体育系クラブの活躍が目立ちます

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