受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

駒込中学校

2018年9月18日(火)

仏教の教えで豊かな人間性を培い、先進の学びで未来を切り開く

 1682年に了翁(りょうおう)禅師によって上野の不忍池のほとりに設立された「勧学講院」が駒込学園の起源です。天台宗の開祖・伝教大師最澄のことば「一隅(いちぐう)を照らす」を建学の精神に掲げ、「智・徳・体」をバランス良く育む教育を実践しています。

 科学・数学領域を強化する「STEM教育」(Science,Technology,Engineering,Mathematics)にも注力している同校では、感情認識ヒューマノイドロボット「Pepper」を利用したプログラミング学習も行っています。そんな同校の説明会は、Pepperが登場して歓迎メッセージを披露するところからスタートしました。その後、あいさつに立った校長の河合孝允先生は、「技術革新の進む現代においては、知識を詰め込む教育ではなく、思考力を高めたり、語学力を磨いたりする学びが大切です。本校では、時代の行く先を見据え、常に新しい教育環境の整備に取り組んでいます。今後も、国際社会で求められる資質を育むとともに、豊かな人間性を培うプログラムの拡充に力を入れていきます」と強調しました。

 次に、具体的な教育内容の説明会がありました。中学は「国際先進コース」と「本科AGS(アカデミック・グローバル・スタディ)コース」の2コース制です。一方、高校には「Sコース」に加え、国際バカロレア(IB)の要素を備えた世界標準カリキュラムで学ぶ「国際教養コース」と、STEM教育を基盤とする「理系先進コース」があります。中学で「国際先進コース」に在籍していた生徒は、高1進級時に「国際教養コース」または「理系先進コース」に分かれます。すべてのコースでアクティブ・ラーニングやグループワークを取り入れた授業を行っているほか、1人1台のタブレットを使用した課題発見・解決力を育む双方向型授業を展開しているのも特徴です。

 基礎学力の養成についてもきめ細かい指導が徹底され、朝学習のほか、弱点を補強する補習のほか、上級者ゼミなども実施しています。「学力は校内完結型で定着をめざし、通塾することなく、大学受験に臨む力を身につけていく」とのことです。

 実践的な語学力の養成にも力を入れ、オンライン英会話を導入しているほか、スピーチコンテスト、レシテーションコンテストなど、人前で英語を使う機会を数多く用意。研修プログラムも豊富で、ハワイセミナー短期語学研修、フィリピン・セブ島語学研修、マルタ島短期留学などがあります。このほか、仏教主義に基づいた教育や行事を行っているのも同校の特色で、天台宗の教えの下、生徒たちは、授業前の黙想、週1回の読経、日光山研修(中2)、比叡山研修(高1)などに参加しています。

 最後に2019年度入試の説明がありました。全5回の一般入試では、出願の際に「国際先進コース」か「本科コース」のいずれかを選択します。形式は、従来型入試(4科、国算英の3科、2科)、適性検査型、適性検査+英語型のほか、19年度よりSTEM入試(プログラミング+アルゴリズム+四則計算)と、自己表現入試(クリエイティブ型またはディベート型)が加わります。ちなみに、英語の問題のレベルは英検®4級程度で、3級取得者には加点があり、準2級以上取得者は英語の試験が免除となります。また、「すべての回において、上位合格者は特別奨学生制度の対象となります。ぜひ積極的に挑戦してください」とメッセージが送られました。

※英検®は、公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真
食育を兼ねた中学校の給食は、生徒にも保護者にも好評。体育館や人工芝のグラウンド、三つの理科実験室など、充実した設備も魅力です

https://www.komagome.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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