受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

愛光中学校

2018年9月15日(土)

“愛と光の使徒たらん”を信条に、「世界的教養人」の育成をめざす

 1953年、聖ドミニコ修道会を設立母体として、愛媛県松山市に開校した愛光中学・高等学校。東大や医学部医学科などへの高い合格実績でも知られる同校はもともと男子校でしたが、2002年の創立50周年を機に共学化しました。女子については自宅や祖父母宅などからの通学に限られますが、男子については寮が用意されており、全国から集まった約370名がそこで共同生活を送っています。

 代々木ゼミナール国際教育センター(代々木)で行われた説明会において、総務部長の竹内聡先生は、「本校は、校名の由来ともなっている“愛と光の使徒たらん”を信条に、深い知性と高い徳性を兼ね備えた『世界的教養人』の育成をめざしています」と語りました。そのための柱となるのが、キリスト教の精神に基づく全人教育です。たとえば、CLE(Christian Life Education)の授業を週1~2時間設けており、聖書や賛美歌を通じて、道徳心や倫理観を育んでいきます。

 学習面については、週6日制の下、授業時間数を十分に確保して先取り教育を実施。英・数・国の3教科は、高1までにセンター試験の範囲をほぼ学び終えますが、「確認テストや補習、寮生に対する補習をしっかり行うなどして、理解不足の生徒を放置しない態勢も整えている」そうです。

 力を入れている英語教育については、中1・2の英会話では、ネイティブ教員による授業を行い、積極的な発話を促しています。また、今年度から高1を対象としたオンライン英会話を導入し、これまで以上に実践的な語学力を養う環境が整いました。加えて、台湾の姉妹校との交流や、アメリカ語学研修、ヨーロッパ研修旅行など、国際理解プログラムも充実しています。このほか、ICT教育を推進し、1人1台のタブレットを用いた授業も数多く行っていることに触れた竹内先生は、「授業の効率化が進んだことはもちろん、グループワークやプレゼンテーションなど、授業の幅が広がって、生徒も主体的に参加するようになりました」と話しました。

 学校の敷地内にある学生寮での生活については、「一人ひとりが自覚と責任を持って、規律ある生活を送っていけるように」と、成長段階に合わせた生活形態を定めているのが特徴です。たとえば、中1は8人部屋ですが、中2からは個室に移ります。また、寮内での学習は、中2までは個別ブースの付いた集団学習室で取り組み、中3からは集団学習室と個室で取り組みます。学習時間は夕食後の3時間が基本で、教員が寮を訪問し、数学と英語の補習も行っています。これに加えて、愛媛大学医学部に在籍している卒業生が、学習サポートを行うチューター制度があるのも特色です。同校の卒業生でもある竹内先生は、「私のような自宅通学生は、自立心、自学自習の姿勢、高いコミュニケーション力を備えた寮生たちを、心から尊敬していました。現在も、寮生は学園全体を牽引する存在であることに変わりません」と語りました。

 中学入試については、2019年度は1月9日に、松山(本校)、東京、大阪、福岡の四つの会場で実施されます。募集定員について変更があり、従来の愛媛県内生・約120名と県外生・約80名という枠をなくして、全体で200名となります。ただし、「ボーダーラインは松山会場の方が低く設定されている」とのことなので、「本校への進学を強く希望されるようであれば、ぜひ松山会場で受験してください」と竹内先生は締めくくりました。

イメージ写真
蔵書約7万冊の図書室。2階には希少なものを集めた自然科学資料の展示があり、教科書で学んだ内容を実際に見ることができます

https://www.aiko.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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