受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

跡見学園中学校

2018年9月26日(水)

伝統の女子教育を受け継ぎ、自立へと導く指導を実践

 跡見学園中学校は、明治の教育者であり、画家や書家としても活躍した跡見花蹊(かけい)が、1875年に開校しました。東京で最も古い女子校の一つとして知られ、「ごきげんよう」というあいさつことばや、芸術を通して豊かな知性と情操を育む伝統の人間教育が今も受け継がれる一方で、開校140年を節目に教育改革を推進。進学指導を強化して「Pクラス」「Iクラス」の2コース制を導入し、基礎学力や思考力をさらに高める教育環境を整えました。

 説明会の冒頭では、この4月に校長に着任した松井真佐美先生があいさつに立ち、まずは自身の経歴を紹介しました。同校OGでもある松井先生は、大学は理系の学部に進学した後、卒業後はシステムエンジニアとして一般企業に勤務。その後、結婚を機に、数学の教員として戻ってきたそうです。「昨年までは、高3の受験指導や家庭部の顧問も担当しました。教員としては異色の経歴かもしれませんが、生涯学び続ける自立した人材を育成するために、生徒に『なぜ学ぶのか』を意識させる指導を行ってきました」と話します。

 このほか、法医学の道に進んで活躍する卒業生を例に挙げながら、「このOGに代表されるように、多くの卒業生が自己実現をかなえています」と語った松井先生は、「『花開く時期』は人それぞれです。本校では、生徒一人ひとりの能力を引き出すために、女子教育の伝統に根ざした多様な教育プログラムを実践しています。安心してお嬢様をお任せください」とメッセージを送りました。

 教育内容の説明は、副校長の秋元世史子先生が担当し、最初にコース制について触れました。「Iクラス」は国公立大学および難関私立大学をめざすコースです。中学では英語と数学が各1時間多く設けられ、発展的な学習に取り組んで思考力を養っています。一方、「Pクラス」はGMARCH以上の大学合格をめざします。秋元先生は「いずれのコースも、バランスのとれた人間性と個性を育んでいきます。また、基礎学力の定着を図りながら、本物に触れる授業を展開して教養を高め、みずから学ぶ姿勢も培っていきます」と強調しました。

 正課の授業外で行われ、各講座から自由に選んで受講できる「放課後プログラム」を展開しているのも同校の大きな特徴です。日本文化を学ぶ茶道・華道・箏曲といった講座のほか、英検®合格、英会話力の向上、難関大学合格に向けて高度な学習に取り組む講座などが用意されており、生徒たちは積極的に参加して、自分を磨いているそうです。

 最後に、2019年度入試の説明がありました。すべての入試の入学手続き締切を2月6日としたうえで、都立中高一貫校を併願する受験生については、条件を満たした場合、手続きを2月9日まで延長できるようになることが伝えられました。このほか、帰国生入試は11月25日から、12月19日に変更するとのことです。

※英検®は、公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真
都心にありながら緑豊かで閑静なキャンパス。7万5000冊の蔵書を誇る図書館や温水プール、作法室など設備も充実しています

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